[122]BS放送とCS放送

BS放送は「放送衛星放送」という。CS放送は「通信衛星放送」という。地上から電波を送り、静止衛星に積んだ中継器を介して、地上に電波を送り返す、という大まかな仕組みは同じ。BSはNHKのほかWOWOWが放送中。CSはスカイパーフェクTVとディレクTVが放送している。

静止衛星とは地球の自転と同じ速度で地球を回ってる人工衛星で、自転速度と同じため静止して見える衛星のこと。静止しているからパラボラアンテナを衛星の方向に常時向けていることが可能となる。

BS放送は山間部などの難視聴対策などを目的にNHKが1984年にスタートした放送。アナログ波のため地上波と同様1中継器に1番組だ。これに対し、CS放送は1996年からデジタル信号を使い電波を有効に使えるため1中継器当たり6つの番組を放送することができる。

BSとCSでは送る電波の形式が違うため、BSアンテナでCS放送を受信することは出来ない。またその逆も出来ない。したがって、両方見たい人はBS、CS両方のアンテナを設置する必要がある。しかしそれでは不便だし、将来は衛星放送が主流になることも踏まえて、同時に受信できるシステムを開発中だとか。

しかし、私はそれよりもケーブルテレビ(CATV)の方が興味があるし、世間もどうやら私と同意見のようである。理由は簡単。放送局によっていちいち機材を取り揃える必要がない。低コスト。そして何よりもインターネット接続が超高速で可能になることである。これは魅力!