[131b]宇多田ヒカル
ちょっと遅めの昼休み。クルマの中でよくFM放送を聞く。以前はbay-fmなどを聞いていたが最近はNHK-FM水戸。昼時は歌謡曲や演歌などNHKならではの新旧ごった煮的内容がかえって新鮮である。
最近たて続けに聞いたのが、宇多田ヒカル、前川清、藤圭子・・・ん?何かの制作意図があったのだろうか、とかんぐりたくなるようなこの組み合わせ。同じ日の放送じゃないので多分偶然であろう。
ご存知ヒカルちゃんは今世紀最後の歌姫として誰もが認めるところ。藤圭子の娘としても有名だ。前川清は藤圭子の元旦那。ヒカルちゃんのお父さんだったら野次馬的には面白かろうが実際は違う。当の前川清はヒカルちゃんの事を応援していて、自身はGLAYのカバーを出すなど50歳にしてチャレンジ精神豊かだ。藤圭子も演歌歌手として現役である。この3人、それぞれの人生を歩んでいるが、いずれもマイペースで自信を持って生きているところがエライと思う。
ところで「圭子の夢は夜ひらく」と言う曲をご存知だろうか?曲名くらいは若い方でも知っていると思う。藤圭子が1970年にヒットさせためちゃくちゃ暗い歌である。この曲名を不思議に思わなかっただろうか?変な曲名だし。実はこの曲名は「圭子の夢」が「夜ひらく」のではなく、「圭子」が歌う「夢は夜ひらく」いうのが本当の意味。1967年に園まりと言う歌手が歌ってヒットした曲なのだ。そこまで知ってる人はかなり年配。もともとは刑務所にいる囚人が歌っていたものを、佐川満男が探してきたらしい。それを園まりに歌わせたと言う代物である。深い事情あり。
ヒカルちゃんが「ヒカルの夢は夜ひらく」なんて歌を出したら絶対ヒットすると思うのは私だけであろうか?とりあえず明日4/19は新曲「Wait&See~リスク~」発売!