[300]学生の保険料(国民年金)
昨日の「常ぽて」では、学生であっても20歳以上になれば国民年金に加入しなければならないと書きました。これは平成3年に決められた制度で、その理由は20歳になったらすぐに加入しないと、老齢基礎年金が満額もらえなくなるからです。老齢基礎年金は40年が強制加入期間になっているからです。
また、障害のある人は国民年金に加入すれば障害年金の受給の資格が得られます。障害年金はもちろん国民年金に加入しないともらえません。20歳未満の場合は通常福祉給付を受けられますが、20歳になったとたんに受けられなくなります。続けて何らかの給付を受けるには、国民年金は外せませんね。
さて、通常学生は所得がありませんから国民年金保険料は親が払うことになります。しかし、親が子供の将来に受け取る年金の保険料を払うのはどう考えてもおかしいという理由から、学生本人の所得が68万円以下の場合は申請により免除されることになりました。もちろん払える人は払っても構いません。
免除になった期間分は、学生卒業後就職したら10年以内は追納ができます。つまり出世払いというわけですな。
【関連記事】
[299]国民年金