[302]大学の編入

大学の編入とは、何らかの理由で途中で学部を変わる事です。せっかく大学に入ったものの、どうもやっていることが違う、あるいは第一志望を失敗して不本意な大学に入ってしまったけど、やっぱり初心貫徹したい。そんなときは、別学部を受けなおすことで、転校することができます。

しかしまた一年生からやり直すのは時間がかかることだし、今まで取得した単位も無駄になってしまいます。そこで、今までの単位を編入する大学が認めることによって、続けて学業につくことができる制度ができたわけです。

例えば、A大学で2年間勉強した場合、B大学に編入して、B大学では3年生から始める編入。あるいはA大学を卒業して、B大学に編入して3年生から始める学士編入。学士編入は、例えば経済学部を卒業して心理学部に編入すれが2年間で心理学士が取れます。6年間で2つの学士が取れるので時間の節約になり大変有効な制度であるといえます。

この他、短大卒業生が4年制大学の3年生に編入するもの。専門士が3年生に編入するもの。同じ大学の学部を変更する転部転籍などがあります。

しかしこれは、大学によって制度が微妙に違うので、もし編入を目指す人はよく調べてから行動を起こしてください。まずは編入制度を導入しているかどうかを調べます。その次に、今までとった単位が認められるかどうかを確認します。試験日なども確認しておいた方がいいですね。

今通っている大学に打診も必要です。大学によっては学生が編入で出て行くのを嫌う場合もあります。そりゃそうですよね。他の大学を受けようとする学生は熱心でありまた優秀である場合が多いからです。優秀な学生は手放したくないというわけです。

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