[330]蛍光灯

12月は蛍光灯のランプが一番売れる時期だそうです。大掃除のついでに新しいランプに換え、お正月を明るく過ごそうということなのでしょう。

蛍光管の種類は直管と円形のサークラインが主流でしたが、最近では蛍光管を折り曲げ、電球型に納めた蛍光管も多くでてきました。電球型のいいところは今までの電球に変えるだけで、そのまま使えるところにあります。そのため電球用の器具があればどこでも使える。蛍光灯の器具を別に用意しなくて良い所が画期的ですね。

蛍光灯の色も昔ながらの白色と昼光色に加え、その中間的な色合いで最も明るい昼白色、さらに電球の色に似せた電球色などが多彩です。またカラオケボックスなどの装飾用に使われるのがブラックライト。これは、蛍光物質にあたると光る紫外線をだす蛍光管です。

昔は蛍光灯は点灯する時に大きな電力を使い、その後は省電力なので、長く点けるところに使うといいといわれていました。頻繁に点灯消灯するところはかえって電気を食い、またランプの寿命を早めるとも言われていましたが、最近ではそれも改善されているようで、地道な企業努力がうかがえます。

家庭で使う蛍光灯はほとんどがグローランプを使って点灯させるタイプだと思います。蛍光管とグローランプは寿命は食い違いますが、蛍光管を取り替えるときはグローランプも一緒に取り替えてしまいましょう。

事務所など、スイッチを入れるとすぐつくタイプはラピッドスタート型といわれる器具です。これは専用のラピッド管を使います。ラピッドスタート型の機器は2本を一つのコントローラーで制御しているので、一本がおかしくなるともう一本もつかなくなります。2本とも同時に取り替えるのがいいでしょう。

なお、インバーター式の照明器具につく蛍光管は普通ので大丈夫です。

蛍光管の見方

【形状】
FL:直管型
FHL:スリム型
FCL:丸型(サークライン)
FLR:ラピッドスタート型

【色】
W:白色
D:昼光色
N:昼白色
L:電球色

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