[1098]ひまわり
ひまわり(ヒマワリ)は漢字で「向日葵」と書くように「日を向いて咲くアオイ」となります。キク科の一年草で日本でよく咲く向日葵はロシアヒマワリです。背丈は2mにもなり、種は油脂をとるのに重宝します。ヒマワリの種は鳥やリスの餌になるのでペットショップでも売られています。
ヒマワリの種を絞って採るヒマワリ油には不飽和脂肪酸(常温で固まりにくい)のリノール酸やオレイン酸が含まれるので健康によいとされていましたが、リノール酸の発ガン性やアレルギー等との因果関係が問題になり、今はオレイン酸が多く含まれる品種が多く栽培されています。
ヒマワリ油はサンフラワーオイルですが似ていますがサフラワーオイルとは別物です。ヒマワリはSunflower。Safflowerは紅花です。
ところで、ヒマワリは花が日のほうを向いてぐるぐる回るというのは迷信ということはよく知られています。
ただし、種をまき、芽が出るとその芽は、日の方向をむいて回ります。つぼみができるとそのつぼみも日の方向を向いて回ります。しかし、花が咲くと、その花は一律に東を向いて咲き、日を向いては回らなくなります。なんとも不思議。ヒマワリが向日葵と書くのはまんざらうそでもないようです。
ちなみにヒマワリは東を向いて咲くので、ひまわり畑を鑑賞するには、午前中がよいです。写真を撮るにも花が太陽の光を浴びてヒマワリらしい写真が撮れます。午後は逆光になってしまうため写真もうまく撮れません。
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