[342]サイドビジネス系マガジン
昨日配信した懸賞系マガジンは結構反響がありました。皆さん1つや2つは懸賞系のマガジンを購読されているようで。すべてが怪しいとは申しません。きちんと発行されている方もいらっしゃるので。しかし、中には怪しいのもあります。モニターを申しこんだ途端にダイレクトメールが多く来るようになったら、要注意ですね。
さて、今日は同じく巷に溢れているサイドビジネス系のマガジンについてお話します。
「ネットであなたも大儲け」とか「確実に儲かるサイドビジネス」とか「ネットサーフィンしているだけでお小遣い」とか毎日雑多なマガジンが発行されていますが、どれもこれも怪しいものばかり。大体そんなに簡単に大儲けできるのならみんなやってますよ。
サイドビジネスで多いのが、マルチ商法です。マルチ商法とは、ある物品を縁故関係で売り、物品を売るだけでなくその人を自分の子供として更にネットワークを広げていくもので、マルチレベルマーケティング(MLM)といわれるものです。
マルチ商法は日本では悪徳商法みたいに思われがちですが、すべて違法ということではありません。ちゃんと物品が移動しているものではアメリカなどでは現実に認められている市民権のあるビジネスです。昔、私もやったことあります。APOジャパンというクルマにつける商品でしたが。いや懐かしい。結局全然儲かりませんでしたけどね。
こういったネットワークビジネスは縁故関係をたどって拡張していくのが特長でした。しかし、縁故関係では限界があるところ、突如として現れたのがインターネットです。インターネットはコストもかからず縁故にかかわらず一日に10万通もメールで勧誘することができます。ネットワークビジネスにとって画期的なことです。しかし、その10万通のメールがいわゆるスパムメールとして社会問題になってきたというわけです。
さて、サイドビジネスマガジンですが、試しに少し購読してみてください。内容は大体広告だけで終わっているはずです。そして大体特定のURLをたどって会員になってくださいというもの。そのURLには発行者(紹介者)のIDがついていて、それをたどって会員になると、いつのまにか発行者の子供になっているという訳です。つまり、子供を増やす為にマガジンを発行しているものです。つまらないマガジンでしょう?
なお、発行サイトの「まぐまぐ」「パブジーン」「melma!」など大きいところはほとんどこの手のマガジンを禁止しています。それでも溢れているのはあまりにも多くて規制するにできないんですね。
ここはやはり読者がよくマガジンを選んで購読するしかないでしょう。
2010.02.23追記
メルマガスタンドPubzine(パブジーン)は2004年2月9日にサービス終了しました。ボスの吉田さんお疲れ様でした。