[833]快眠の常識~寝溜め(ねだめ)~
寝溜めとは睡眠をためておく事です。来週は仕事で徹夜が続きそうだから、今週は少し寝溜めをしておくか、などという時に使います。睡眠を溜めておくことなどできるのでしょうか?じつは寝溜め、できるんですね。
寝起きのリズムをなるべくくずさないようにすれば、寝溜めも効果的に可能です。睡眠は時間の長短よりも寝起きの時間がポイント。具体的には、寝溜めをするときは前日の夜には早くから床につき、起きる時間はいつもどおりにします。こうして生活のリズムを狂わせないようにすれば快適かつ健康的な寝溜めが可能です。
睡眠を多くとることよりも、睡眠のリズムが一定であれぱ疲れは残りません。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる生活をしていると体内時計も狂わず、体がスムーズに動きます。睡眠時間が5時間ほどの生活でも、寝る時間と起きる時間が一定していれぱ、体はそのリズムに従って動くようになるのです。
従って睡眠不足を補おうといきなり長時間寝るのはかえって体調を崩す元です。夜更かしなら毎日夜更かしをする。仕事の日も休みの日も毎日夜更かしです。そして朝はきちんといつもの時間に起床します。
つまり寝溜めというよりは、就寝時刻もしくは起床時刻のどちらかを守りながら睡眠の質をコントロールすれば、多少睡眠時間が少ない日があっても健康的に耐えうる、ということができるのです。