歴史・伝統文化の常識

村人に託された頑強な使者は無事神宮にたどり着き、村人に代わって祈願をし、お札（宮笥）を皆が待つ村に持って帰ります。これが「みやげ」の発祥です。

毎年2月11日は建国記念の日とされ国民の祝日とされています。建国とは日本が誕生した日であり、それは初代天皇である神武（じんむ）天皇が即位した日をとっています。「11日」であることが大事なので、体育の日などのようにズれたりはしません。

大陸のほとんどが北半球にあったこと、そしてヨーロッパが北極を中心にして東西に長かったこと、北を一点として円錐形に測量し、その地形図をつなげるためには、上を北に統一したほうが都合がよかったこと、などが要因として考えられます。

格式の高い料亭やお茶屋さんでは、「一見（いちげん）さんお断り」とすることが多いです。一見さんとは「初めて見る客という意味」で「通りすがりの客」のことをいいます。反対語は常連さん、あるいはお馴染みさんといいます。

伊勢神宮はお伊勢さまの愛称で日本国民に愛されている神宮で、日本の神道を語るときに外せない神宮です。伊勢神宮はほかの神宮・神社と区別するために「伊勢神宮」といっていますが、これは俗称で正式には「神宮」のみです。「伊勢」は付きません。