[40]昆虫たちの世界(蝶々・毛虫・カマキリ)

2019年3月21日

第40回
■昆虫たちの世界(蝶々・毛虫・カマキリ)
《蝶々》
春になると蝶々の世界ですね。お花畑には色々な綺麗な「蝶」が舞っています。沢山の種類があるようですが、あまり詳しくは知りません。ただ「紋白蝶」とか「揚羽蝶」くらいなものです。子供達は捕虫網で追いかけますが、遅いようで意外と早いのです。ひらひらと優雅に舞って居るようですが、身をかわすのも早いですね。「蝶」は口に管が付いていて、普段は巻かれて居ますが、花に止まると管を伸ばして花の蜜を吸います。
「蝶」は子供の歌にもあるように、人を慰めたり楽しませたりするから、人には害を与えませんが、これの天敵は、鳥とか蜘蛛とかカマキリ等です。此の「蝶」は成虫になれば綺麗ですが幼虫・・毛虫の時は嫌われものですね。
《毛虫》
春先になると、地上の植物には「毛虫」だらけになりますね。此の虫たちが成虫になったときは何の虫になるかは見当も付きませんが、「蝶」とか「蛾」等が多いと思いますが、分かりません。
農作物に付いてる虫は大きくはありませんが、普通には5?6cm位のものが多いですね。特に凄いのは桜の木です。古い古木にはねずみ色した「毛虫」が、まるで、こんがらがつて居るように群がっているんです。モチ竿でくっつけて捕るのですが半端な数ではありません。ミルクの大きな空き缶には直ぐに一杯になって仕舞います。其の缶にアルコールを入れて火で燃やして仕舞いますが、とても手が回りません。
もの凄いのは「松毛虫」です。松の木の高いところの枝に体長10?15cmくらいのでっかい毛虫です。これは松の木を枯らして仕舞うほどの奴です。真っ黒で黄色っぽい線の入った毛の長い・・いかにも精悍な奴です。
これは長いモチ竿でとるより仕方がありませんし、何しろ高い所で保護色ですから、見つけるのも大変ですが、数は相当に多いです。一日仕事でやっても追いつきません。これは専門家の植木屋の仕事です。此の毛虫は成長したら何に成るのかは知りませんが、多分大きな「蛾」に成るのではないかと・・想像です。
《カマキリ》
雑木林の小藪の中を歩いていると、緑色した草に大きな虫に出会うことがありました。全く草の色と同じですから分かりませんが、でっかい「カマキリ」が目玉をグリッと回して睨んでいるんです。体長は20cmもあるかと思う奴です。両手の鎌を畳んでジッと見ています。
するとそこに色の薄黒い小さな「カマキリ」が現れます。牡です。すると大きな牝と交尾が始まります。牡は全く小さいのです。そして暫くすると牡が離れます。・・と間一髪の早さで、牝は牡を鎌で捕らえます。牡は羽をばたつかせて逃げようとしますが、到底かないません。すると・・牝は牡を頭から食い始めます。・・哀れ牡は牝の餌食になって仕舞うのです。怖いですねぇ。
《その他の虫たち》
その他にもなじみの虫は沢山いましたが、これから書いていく中で時折記して見たいと思っています。
私達は長年の間虫たちと共存して来ました。特に私達の時代の子供達ばかりではなく、大人達もすべては自分の体の中に虫を飼っていたんです。口に入る物のすべては虫の付いていないものが無かった時代です。野菜にしたって肉類にしたって虫が付いていました。
特に「回虫」は酷いもので、小学校で毎月1回の「虫下し」を配給してくれていました。それを飲むと必ず、汚い話ですが、長いミミズのような「回虫」が排泄されます。
此の「虫下し」では排泄されないものもあったらしいですが、考えて見ますと、現代は虫も食わないものを人は食べている・ということです。有機野菜だって農薬を使っています。どう云う風にお考えでしょうか?
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