[123]植民地政策と奴隷
第123回
■植民地政策と奴隷
私のまだ生まれてない遠い昔のことではありますが、西欧諸国がアジアの国々を蔑視し、そして侵略しようとあれこれと画策していたことは事実ですね。色の付いた人種。西洋の所謂「白人」は東洋やアフリカの黒人達を人間として見ていなかったのではないかと思えてなりません。
特にアフリカの黒人などは、売買され、奴隷として犬畜生と同じに扱われていたと云います。奴隷として使っていた國は特にアメリカが多かったようですね。アメリカのリンカーン大統領が始めて奴隷解放をしたと云いますから、そんなに古い話ではありませんね。その他東南アジアを始め、南方諸国を見ても、日本とタイを除けば全部イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカの属国或いは植民地ばかりであったでしょう。それにみんながあの広い中國を狙っていたのですね。
満州事変以来、満州は清国の統治であったものが、西太后の権力の衰微によってロシアが領有しようと画策していましたが、日本はロシアを追い払って清国の皇帝を迎えて一応満州国を建国した・・と云う経緯でした。ところが中華民国を創設した蒋介石が、これに反発してどちらかが仕掛けたのか分かりませんが「廬溝橋」で一発の銃声がもとで戦争になってしまつたのです。昭和天皇は此の「日支事変」はしたくなかった・・と述べておられたようです。
何か考えてみたら、日本に留学して、日本の陸軍士官学校まで出た「蒋介石」が、もし日本と連携して、ソ連の強力な後押しで勢力を伸ばしていた「中國共産党」と戦っていたら・・結果は分かりませんが、世界の情勢は変わっていたかも知れませんね。しかし「蒋介石」も独裁者になりたかったようですね。
大東亜戦争のおかげで、インド、東南アジアの仏領インドシナ、フィリピン、インドネシアなどの国々が独立出来たことは心の中では喜んでいると思いますね。
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コメント一覧
はじめてコメントさせていただきます。
いつも、記事をたのしく拝見させていただいています。
様々な本や資料などで昭和初期の頃を探っていますが、やはり実体験の中から導き出される言葉というものの重みにはかないません。
これからもあの時代の記事を楽しみに読ませていただきます、それでは失礼します。