[23]アンコールトム-バイヨンの回廊-

アンコールトム-バイヨン-|アンコールワット世界遺産

クメール人の特徴は短い髪と長い耳たぶ。
(2006年4月8日撮影)
アンコールトム-バイヨン-|アンコールワット世界遺産

珍しいお産のシーン。産婆さんらしき人が泣いている。死産だったか、あるいは母体がもたなかったのか。(2006年4月8日撮影)
アンコールトム-バイヨン-|アンコールワット世界遺産

戦いに勝って凱旋を祝っての調理風景。左からご飯を炊き、豚を茹で、右はバナナを焼いている。(2006年4月8日撮影)

東西160m、南北140mの第一回廊の壁面に描かれているレリーフは必見。12世紀の息吹が伝わってきます。
戦いだけでなく、当時の娯楽や生活も垣間見ることができます。投網で漁をする人、狩をする人、炊事や闘鶏、将棋に相撲など、その表情は生き生きとしています。印象深いのは出産シーン。産婆さんが泣いているところを見ると、死産が母体に異変があったのか、定かではありませんが人間の営みを深く感じることができる光景です。

アンコールトムのバイヨンはそれほど広くはないですが、当時のクメール人の文化が凝縮している遺産です。特にその回廊は時間をかけてゆっくり鑑賞したいところですが、ツアーの場合はそれほど時間を取れません。ガイドさんの言葉に一生懸命耳を傾けるのが精一杯となります。ぜひここは事前に勉強してから訪問したいところです。