[07]タイ人はお正月好き

1つ目の1月1日はどこの国でもお祝いする行事だから納得。2つ目の2月中国旧正月は全体の1/4のタイ人が何らかの形で華僑の血を引いているということからお祝いする人が多い。

タイ人には年に3回お正月がある。
1つ目は 1月1日 のNew Year
2つ目は 2月の中国の旧正月
3つ目は 4月のタイ旧正月
1つ目の1月1日はどこの国でもお祝いする行事だから納得。2つ目の2月中国旧正月は全体の1/4のタイ人が何らかの形で華僑の血を引いているということからお祝いする人が多い。
特にタイの経済を中国系タイ人が牛耳っていることもあり、中華系の人が休みを取ると仕事ができないこともあり、ほとんどの企業はお休みとなる。また中華系の企業では、お年玉のような決算ボーナスもこの時期にもらっている光景を目にする。
そして3つ目のタイ旧正月はタイでの興味深い行事の一つだ。4月はタイで一番気温が上がる季節。タイ全土で水を掛けまくる行事だ。元々は豊作を願って行われていたらしいが、この正月期間は水を掛けられてもいい服装で街に出なければいけないほどだ。
とにかく水を掛けまくる。 水鉄砲や水風船。荷台に大きな水入れを完備したピックアップトラックで街を走り回ったり。お構いなしに水掛をする。しかも掛けてもらった人はありがたいことなので、当然怒ることはできず、感謝しなきゃならないのだ。
店の中や、車、バス(エアコンバスは窓が閉まってるからいいけど、エアコンなしバスだと悲劇が起こる。)バイク等等あらゆるところが対象になる。毎年この季節にバイク運転中に水を掛けられての転倒事故で何人か死者が出るほどだ。
私もタイにいた頃、海パン 水風船を沢山用意し、水鉄砲を持って町に出ていた。この旧正月にタイ全土で使われる水の量は半端ないだろう。。。。
そんな旧正月数年前まで日本でも行われていた。東京中野のあるお寺を使い水掛祭りをしていたが、季節的に日本はまだ寒く結構辛いものがある。
10年前に一度参加したが、その日は2月上旬並みの気温で、歩いているだけで、凍えそうな気温の中、グショグショにされた思い出がある。 その日の夜から高熱でダウンし家族に迷惑をかけ、嫌な思い出しか残っていないが、ここ数年そのイベントが中止になっている今、この季節になるとタイが恋しくなる。
タイが大好だが、時間的な問題で、旧正月を日本で向かえる人は沢山いると思う。その人たちのためにもまた日本での「水掛祭り」再開を願っている。
カンチャナ タマサック