象のテラスの写真スポット「蓮の花を摘む像3頭」。(2006年4月8日撮影) |
ライ王のテラスから象のテラスを望む。(2006年4月8日撮影) |
王宮前にある象のテラスはリアン・チョル・ドムレイと呼ばれ、王様が兵隊をチェックしたところです。おそらく勝利の門から凱旋した時に集合、あるいは出陣するときの点呼などが行われたことでしょう。
ここには象のレリーフのほか、馬や白鳥、ガルーダなどが刻まれています。階段を下りたところにある小部屋には象の鼻で遊ぶ子供の姿があります。
象のテラスを過ぎると「ライ王のテラス」に続きます。ライ王のテラスはリアン・スダィッ・コムロンと呼ばれます。カンボジア語の発音は難しい。
ここにいるライ王は実際にライ病に冒されていたとか。今でこそライ病は治る病気ですが、昔は業病ともいわれ、悪いことをした報いであるというような意味のある不治の病でした。そんな病人たちを救うかのようなライ王です。また、ライ王のテラスは三島由紀夫の戯曲でもよく知られています。ちなみにここにあるライ王像はレプリカで、本物はプノンペンの国立博物館に収蔵されています。