[36]アンコールワットのオプショナルツアー

二日目の観光は、一日目に頼んでおいたオプショナルツアーに参加。選んだのはバンテアイスレイとタ・プロム観光。そのほかにもトンレサップ湖めぐりなど数種類ありましたが、今回の旅行は遺跡めぐりが目的だったためこのツアーに決定。

主なオプショナルツアーは以下のとおりです。

  • トンレサップ湖クルーズツアー(一人$30)
    午前もしくは午後の半日観光(所要時間2?3時間)
    東南アジア最大の湖、古代から続く伝統的な水上生活の湖にご案内。船に揺られて小一時間、水上の病院、学校、教会もあります。
     
  • バンテアイ・スレイ遺跡ツアー(一人$30)
    午前もしくは午後の半日観光(所要時間2?3時間)
    市内から車で40分、「東洋のモナリザ」として名高いバンテアイ・スレイ遺跡へご案内。フランスのアンドレマルローは女神像の彫刻のあまりの美しさに盗掘を試みたとされます(東洋のモナリザは遺跡保護のため約20mHEARTはなれたところからの見学。遺跡入場券は別途)
     
  • カンボジアシクロで巡る面白ツアー

     ・よくばりシェムリアップ市内観光(一人$20、2時間)
     庶民の生き生きとしたカンボジアが盛りだくさん。カンボジア伝統工芸見学⇒新しいマーケット「プサーカンダール」⇒恋愛成就ワットオンチューム寺でお祈り(ココナツジュース付)⇒アキ・ラの地雷博物館もしくは高床式カンボジア民家(お線香付)

     ・在住日本人おススメの雑貨店巡り+人気カフェで休憩(一人$20、2時間)

    地元マーケットには並ばない在住日本人おススメの人気雑貨店でかわいいカンボジア雑貨をお土産に!アーティ・ザンダンコール⇒ラジャーナ⇒ハガーデザイン⇒コクーン⇒サオマオにご案内(朝10時より営業)。その他希望の雑貨店があればご案内します。ショッピングの後には人気のコーヒーショップで一休み(ワンドリンク付)。

     ・話題沸騰!噂の喜び組?を訪ねて北朝鮮レストランへ(一人$15、夜8時から1時間)
    北朝鮮レストランで毎晩披露される噂の喜び組?による歌謡ショーを堪能。ワンドリンク付き。夕食付き(冷麺セット)のコースは$25(19:00発、21:00終了)

もっとアドベンチャーコース

  • グバールスピアン遺跡観光(一人$55)
    朝8時頃出発午後帰着(所要時間5?6時間、お弁当付き)
    神々の聖地くバールスピアン。大自然の中山道を登っていくと、そこには聖なる滝や清流の中にヒンドゥー教の神々が静かにたたずんでいる。(遺跡入場券別途)
     
  • ベンメリア遺跡観光(一人$70)
    朝8時頃出発、正午帰着(所要時間4?5時間)
    幻の遺跡ベンメリア。密林に飲み込まれた遺跡を探索。宮崎駿原作「天空のラピュタ」の天空城を体験!?
     
  • 聖山プノンクーレン観光(一人$100)
    朝8時頃出発、午後帰着(所要時間5?6時間、お弁当付き)
    川底に1000本以上の「リンガ」の彫刻!カンボジア人のの聖池プノンクーレンをご案内。
     

バンテアイスレイへ向かう途中、バスの車窓から見るスラ・スラン(Sras Srang)。王が沐浴するための広大な池スラ・スランは東西約700m、南北約300m。池の中央には王が瞑想を行うための塔が建っていた痕跡がある。創建者はジャヤヴァルマン七世。12世紀末頃の創建。
(2006年4月9日撮影)

[31]シェムリアップとは?

シェムリアップとは「シェム(シャム=タイ)を追い出した(REAP)」という意味。つまり戦勝の地なのです。といっても追い出したのはフランス。フランスはタイを追い出しましたが、代わりにカンボジアを植民地としました。領土は取り返してくれましたが、代わりに遺跡にある財宝や美術品をフランスは持ち帰ってしまいました。まさに戦争の歴史そのもののカンボジアです。観光客を見ても、過去の歴史を考察しているのか言葉からアメリカ人ではなくヨーロッパ人が多いことに気づきます。

「タイを追い出した」なんて地名があれば、タイ人はよく思わないでしょう。そのとおりで、カンボジアとタイ、もしくはカンボジアとベトナムはそれほど仲良くありません。過去に散々戦争をしてきたわけですから。タイやベトナムで買ってきた民族衣装などをカンボジアで身に着けることは危険ですからやめておきましょう。

また、戦争の話や、政治の話、宗教の話を現地民間人とするのは控えましょう。ガイドさんは心得ているので、疑問点があればガイドさんに聞けば安心です。ただしガイドさんも、日本人を軽く見ているきらいがあるので、心から気を許しているわけではなさそうです。
 


シェムリアップ国際空港。
日本からの直行便はないですが、ベトナム、タイ、中国、韓国からは直行便があります。カンボジアへはここから入り、ここから出るのがもっとも安全。
(2006年4月9日撮影)

[04]両替

リエル紙幣に使われているバイヨンの遺跡を説明するガイドのチュンさん|アンコールワット世界遺産|たまごや

1000リエル紙幣の図柄に使われているバイヨンの遺跡を説明するJTB現地ガイドのチュンさん

カンボジアの通貨はリエルですがどこでもUSドルが使えますので、ドルを持っていれば大丈夫です。円からドルへの換金はシェムリアップのホテルでもできますが換金率はあまりよくありませんので、成田で換金しておくことをお勧めします。ホテルや観光客相手の高級レストランなどはクレジットカードが使えますが、街中の市場などでの買い物はドルが必要です。

ホテルのチップやタクシーなどもほとんど1ドル以内なので、ドル紙幣は1ドルをたくさん換えておいたほうがいいでしょう。お釣りはリエルできますが、リエルをドルに換えることはほとんど不可能です。最終的に残ってしまったらお土産に持って帰るか、ホテルの募金箱に寄付してしまいましょう。ちなみに1リエルは約0.03円。1ドルは約4,000リエルです。(2006年4月現在)

なお、カンボジア出国の際に一人25ドルの空港使用税を払う場面がありますのでそのときにも人数分のドルを残しておきましょう。