[30]アンコールワットの聖池と猿

アンコールワットは宇宙を象徴しているとされます。中央祠堂は世界の中心となるメール山(須弥山=しゅみせん)を表し、周囲の回廊は雄大なヒマラヤ山脈を表しています。その周りを囲う環濠は無限の大洋を表しています。須弥山は地上と天界の交信の場所であり、ナーガ神は神と人間界を繋ぐ架け橋と表しています。
王はアンコールワットの中央祠堂で死後に神と一体化し神王になると信じられてきたのです。
 


西塔門から入って経堂を過ぎると参道の両脇に聖池が現れる。道を外れて左の聖池越しにみるアンコールワットは絵葉書にもなっている撮影スポット。
(2006年4月8日撮影)

 


みやげ物が並ぶ店の前で闊歩する野生のサル。サルは神聖な動物とされるので捕まえてはいけない。しかし、話によれば捕まえて食べてしまうこともあるそうな。カンボジア人は何でも食べてしまうそうで、そういえば犬もあまり見かけません。
(2006年4月8日撮影)

[29]午後はアンコールワット観光


再び西の塔門からアンコールワットに入る。朝は雨でしたが午後は晴れて暑い。
(2006年4月8日撮影)

昼食を済ませると一旦ホテルに帰り休憩。4月とはいえ暑季のカンボジアの暑さは半端ではありません。午睡を兼ねて2時間ほど休憩です。せかせかした日本人は休みなく観光をしたいところですが、ガイドさんをはじめ働く人がお休みなのでそれに合わせるしかありません。
 

門の前には必ずいるナーガ。蛇の神様で行く手を阻むように佇む。
ナーガはインドの宗教に広く取り入れられた蛇神で、猛毒があり俊敏なことで恐れられ、また脱皮を繰り返す不死のシンボルとしてあがめられてきました。
(2006年4月8日撮影)

朝のサンライズ観光は雨に祟られましたが、昼はカラッと晴れてうだるような暑さ。軽装に日よけは欠かせません。あと水分補給に水のペットボトルは必ず持参します。JTBのツアーでは買わなくても車の中に用意されていますので飲み放題。紙オシボリ用意されています。こちらの紙オシボリはちょっと香料が入っていて、こんなところでもなんとなくエキゾチックな気分になれます。

[28]昼食-シェムリアップレストラン-

アンコールトムの観光は午前中で終わり、午後はアンコールワットの観光となりますが、昼食はシェムリアップレストランでお決まりのカンボジア料理をいただきます。ここでゆっくりして体力を回復しておき午後のアンコールワット観光に備えます。

カンボジア料理はタイ料理より辛くなく、安心して食べることができます。特に炒め物や焼きそばなどは中華料理のようで違和感なく食べられます。パッケージツアーのためお決まりの料理が出てきますので世話無し。ドリンクは好きなものをご自由にオーダーします。

カンボジア料理でおススメはやはりアモック。そしてカボチャプリンです。グリーンペッパーの炒め物もピリッとして暑いカンボジアの夏には元気の元。食事の後はホテルに戻って午睡タイム。暑いカンボジアの昼はみなお休みなのです。
 

アンコールワット世界遺産 アンコールワット世界遺産

昼食はシェムリアップレストラン。


豚肉とニンジンの炒め物。素朴な味わい
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海老とグリーンペッパー(胡椒)の炒め物。ピリッと美味しい。

こちらは焼きそば。というよりそば入り野菜炒め。
アンコールワット世界遺産 アンコールワット世界遺産

空芯菜の炒め物。空芯菜は最近日本でもおなじみとなりました。

これぞカンボジアチキンカレー。まったりと甘くそして辛い。
アンコールワット世界遺産 アンコールワット世界遺産

カンボジアでは定番のアモック。これは魚のアモック。美味しい。

骨付きのグリルドチキン。つまりはヤキトリです。付け合せはタクアンではなくパインです。
アンコールワット世界遺産 アンコールワット世界遺産

デザートにはカボチャのプリン。これが一番美味しかったりして。

蓮茶もサービス。ただし、水やビールは有料。しかも水とビールはほぼ同じ値段。

撮影はすべて2006年4月8日(日)。