アンコールワットは宇宙を象徴しているとされます。中央祠堂は世界の中心となるメール山(須弥山=しゅみせん)を表し、周囲の回廊は雄大なヒマラヤ山脈を表しています。その周りを囲う環濠は無限の大洋を表しています。須弥山は地上と天界の交信の場所であり、ナーガ神は神と人間界を繋ぐ架け橋と表しています。
王はアンコールワットの中央祠堂で死後に神と一体化し神王になると信じられてきたのです。
西塔門から入って経堂を過ぎると参道の両脇に聖池が現れる。道を外れて左の聖池越しにみるアンコールワットは絵葉書にもなっている撮影スポット。(2006年4月8日撮影) |
みやげ物が並ぶ店の前で闊歩する野生のサル。サルは神聖な動物とされるので捕まえてはいけない。しかし、話によれば捕まえて食べてしまうこともあるそうな。カンボジア人は何でも食べてしまうそうで、そういえば犬もあまり見かけません。(2006年4月8日撮影) |