[153]レーダー探知機

レーダー探知機はクルマのダッシュボード上に装着し、街中の速度取り締まり機の存在を知らせてくれる装置です。レーダー探知機なんていうと、「飛ばし屋」あるいは「違反逃れのため」というような手段で用いられる印象がありますが、速度取り締まり機が設置されている場所というのは、事故の多い場所であったり、スピードを出し過ぎると危険な場所であったりします。レーダー探知機はそのような危険な場所をドライバーに事前に知らせることで安全運転につながるのです。
といっても、一番の目的は速度取締りを事前に関知して「違反しないためのもの」であることには変わりありません。交通違反の中でも速度違反の反則金は高額です。違反は15ｋｍ以上の速度違反から課せられ、35ｋｍ以上40ｋｍ未満が最高額の３万５千円（普通車の場合）となっています。更にこれ以上の速度違反は今度は「罰金」となってその金額は裁判所が決めることになっています
速度取り締まり機には色々な方式があり、レーダー探知機はその全てに対応するためやや高額になっていることは否めません。また全ての方式に対応していないと何のための探知機か分からなくなります。予算が許す限り性能のいいものを選びましょう。
レーダー探知機には、大きく分けるとＧＰＳ機能付きとそうでないものとあります。ＧＰＳとはカーナビに付いている機能と同じで、人工衛星を使って自車の位置を割り出し、登録されている取締りポイントを割り出して知らせてくれる機能です。レーダー探知機は電波を発しているときに関知しますが、最新式の取り締まり機は電波を発しないものもあります。ＧＰＳ機能付はそういった取り締まり機も地図データとして登録されているので、その場所に近づくだけで警告してくれるのです。
取り締まりデータの最新情報を書き換えて、音声で知らせてくれるものもあり、至れる付くせりのモデルもあります。価格は５万円を超えますが、どうせ使うならこれくらいのものを使いたいもの。
しかし、それほど遠出をしないという人には、ＧＰＳは付いていないけれど警察無線を探知して知らせてくれるカーロケ機能付探知機なら、日常には適しているかもしれません。これならば１万円?２万円くらいで買えるものもあります。カーロケ機能なしなら１万円ほどです。
取り付けは、至極簡単で、ソーラー式ならば配線もいらないほど。配線を要するものでもシガーソケットから電源を引っ張るくらいですから、取り付けというほどのことでもありません。
注意すべきは、一部フロントガラスに金属粉入りの断熱ガラスを使ったものがありますが、アンテナ一体型の探知機の場合、こういった車種にはカーナビと同様に使うことはできません。アンテナ別体モデルを選んでください。セーフティドライブに欠かせないレーダー探知機を装着して、安全運転に更に磨きをかけましょう。

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