クルマ生活で欠かせないのがオーディオですが、走行中は色々な騒音を拾って良い音で聞けないという悩みがあります。対策としてカーオーディオをいじるわけですが、比較的効果があるのがスピーカーの交換です。車種によってはビスを外すだけで交換可能な場合もありますがフロントスピーカーの場合はほとんどの車種でドアの内張りを外す作業がありちょっと手間取りますが、交換後の感動は何ものにも変えがたいものがあります。じっくり挑戦してみませんか?
スピーカーのサイズは基本的にオリジナルと同じものを選びます。スピーカーには1つのスピーカーで全域をカバーするフルレンジ型、高音用スピーカーを別にしたセパレート型、高音用スピーカーと低音用スピーカーを同じ軸で固定したコアキシャル型の三種類があります。
オリジナルはほとんどフルレンジ型なのでグレードアップとして効果を求めるには、コアキシャル型かセパレート型にします。高音用スピーカーが目線に持ってこれるセパレート型が人気のようです。リアトレイのスピーカーを交換する場合は、セパレート型ではなくコアキシャル型がいいでしょう。
さらにグレードをアップしたい場合にはサブウーファーがお勧めです。音楽というのは低音が命。しかし走行中はこの低音がロードノイズやエンジン音にかき消されてほとんど体感できません。そこで低音だけ増強してくれるサブウーファーが出番というわけです。
低音は指向性がありませんから、サブウーファーはクルマの中のどこにおいても大丈夫です。床に転がしておいても大丈夫。なお、ウーファーはパワーを食いますので、大きなものを駆動する場合には専用のアンプを用意する必要が出てきます。予算も食いますのでほどほどの物を選びましょう。
低音が十分に出るようになると今度は車内のビビリ音が気になり出します。特にドアはクラッシュに備えて壊れやすいよう軽量化されていますので、大きな音に共鳴してビビルことしばしば。このビビリ音を消すにはデッドニングをします。質の良いサウンドを再現するにはアンプやスピーカーも大事ですが、デッドニングを施せばお手軽に音質のグレードアップが可能です。
デッドニングに使うのは制振シートといわれるもの。クルマ専用のデッドニングキットも発売されているのでこういうキットを使えば色々揃っていて便利です。スピーカーをグレードアップしデッドニングを施した車内空間で鳴り響く音楽は別物です。走り出せばその違いは一目瞭然。ぜひお試しください。