意図したわけではないですが、たまたま山手トンネルの区間開通時にそこに居て、たまたま新しいトンネルを通ることとなりました。3月28日15:50頃に山手トンネルの大橋JCTの手前に居ましたから、ほぼ16:00の開通時にちょうど突入となったわけです。空には報道関係でしょうか、ヘリコプターがたくさん飛んでいました。

首都高:渋谷-新宿を直結…中央環状線が区間開通
首都高速道路中央環状線・山手トンネルのうち、3号渋谷線と4号新宿線を結ぶ区間が28日開通し、大橋ジャンクション(東京都目黒区)の供用も始まった。首都高のピーク時の渋滞が3割軽減されると見込まれている。今回の開通で、中央環状線は総延長47キロの8割が完成した。残りは目黒区青葉台-品川区八潮の9.4キロで、全線開通は13年度の予定。(毎日新聞2010年3月28日)

大橋ジャンクションは、巨大ショッピングモールの駐車場のようにらせん状になっており、ぐるぐると地下にもぐる過程で目が回りそうです。スピードはかなり落として下った方が安全です。
私の自宅はつくば市で、いつも常磐道を通って帰ります。この中央環状線の一環である山手トンネルは、首都高速3号渋谷線と4号新宿線を繋ぎ、更に既存の中央環状線の池袋(板橋JCT)を経て、扇大橋、小菅JCTから常磐道に行くことができます。
このルートのいいところは、渋滞する都心の谷町JCTを通らなくていいことです。また今までは東名高速から中央高速に移動するのに、これまた都心の三宅坂を通る必要がありましたが、山手トンネルは大幅にショートカットすることができます。
私の場合、いつものルートは東名高速-用賀-谷町-箱崎-小菅-常磐道というルートです。これが東名高速-用賀-大橋-池袋-扇大橋-小菅-常磐道というルートに変わり大幅に北に迂回することになります。距離はむしろ遠回りでしょうか。しかし主だった渋滞もなく新しい道路もあいまって快適なドライブでした。
このトンネルは全長10000m=10kmですから、かなり長いトンネルです。都内を通るトンネルですから最新の防災設備を整えていることでしょう、と思いきや、トンネル内はかなり煙っていました。おそらく換気設備がうまく作動していなかったのでは?
首都高速の常で、乗ったところから降りられない、逆に降りたところから乗れない、行きと帰りではルートが違う、ということは今でもありますので、事前によくルートを確かめておくといいでしょう。カーナビも新しい道路には対応していないと思いますので、事前の地図調査は必須です。
しかし地図を確認するのは、カーナビに慣れてしまっているのでかなり苦痛であることは確かです。