最近の私の民宿好きは泊まらず、とうとうパリでもこれを利用することに。メトロMichel Bizotの駅から徒歩3分程度の所にパリでは珍しく1名からでも宿泊可を発見。
オーナーのシェナ夫妻は初老。ご主人はパリジャン、元ビスケット焼き型製造者とかで、ボディがビスケット型模型のランプが私の部屋にもサロンにもありすごく素敵と思った。マダムは幼年期をノルマンディーで船上生活者として過ごしたとあり船の仕事をする私とは話が弾んだ。お二人の温かいもてなしの気持ちが伝わる。
一見普通の公団のようなアパルトマンだけど中に入るとびっくり。かなり改築しているらしく3室で計7人まで宿泊可能な客室は、ドアを以って独立した形の上、廊下もあるからかなり広い。友達とグループ旅行で泊まったらこれまた面白いかも。部屋の後ろは庭だからとっても静か。トイレ、シャワーはそれぞれ二つ、お風呂もあってすべて宿泊者専用。取り合いにならないから安心。以前来た日本人は1週間も滞在したとか。納得。マダムの趣味が絵画らしく、お部屋もそうですがお家の中に飾られるデザイン画や絵画にパリらしいハイセンスを感じます。
パリのそれは大体が朝食付きのみだけどここは別料金と事前予約でターブル・ドット(夕食)も可。当日の夜の分は予約時に、それ以外なら翌朝の朝食時に予約すればマダムが市場で材料を買うので夕食には間に合う。家庭料理を中心に単品オーダー可能なのでお腹と懐には優しいかも。一人旅で外食に躊躇うようならならこれの利用を勧めたい。外食派ならムッシュのオリジナルレストランガイドを見せてもらおう。私達観光客の為にと安くて美味しいお店をご夫妻で食べ歩いて収集した情報です。私も紹介された店2件行き大満足。
朝ご飯には付近のパン屋で買ってきた焼き立てのパティスリーが並ぶ。ホームステイだと大体スーパーにある既製品が一般的かな。マダムお手製のパイには甘い物苦手のはずの私もパックリと。私が宿泊した日はケベックからの観光客が一緒で、同じ仏語のはずなのに聞き慣れないからまるで外国語。ホテルとは違った体験です。
ご夫妻のサイト: http://www.aparisbnb.com
通りを歩いていて住所の46番地は見えにくいので41番地を目指すとお向かいが46番地。公団の入り口みたいなところに46番と書いてある。予約金の確認と引き換えに貰う入り口の暗証番号なしでは入れません。
夢路とみこ
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