[237]継続は力なり(6)

最近すごいフランス人に出会った。その人、フレッドは英語の先生。個人教授を中心にやっている。彼が主催する「イングリッシュ・ブレックファースト・クラブ」に私は参加している。
「イングリッシュ・ブレックファースト」と言っても別にエッグマフィンが出たり、ロイヤルミルクティーを楽しむ会ではありません。午前8時30分からコンコルド広場のサロンかカフェでお茶しながら「英会話」をするというクラブ。
「朝食」の部分はサロンで開催するときはクロワッサンとかパン・オウ・ショコラとか、オレンジジュースまで出る。「イングリッシュ・ブレックファースト」ならず、どっぷり「プティ・デジュネ・ア・ラ・フランセーズ」紛らわしい!!
カフェの時は自分で注文する訳ですが、店にはクロワッサンぐらいかしら。じゃあタイトルを「ブレックファースト・イン・イングリッシュ」にしてよ!と思っているのは私だけではないはず。
話はフレッドに戻り、彼は2年程度しかイギリスに留学経験がないのに英語がかなり綺麗。それは発音もそうですが、単語の選び方、文脈の作り方、やっぱり英語の先生だからか。私はテキサスの4年を含めばアメリカにいたのはトータル5年くらいになるけれど、彼のレベルには及ばない。特にこの時間にテーマに沿って会話をするとなると、老体に鞭打つくらいに厳しいものがある。
この会の面白いところは、英語学習に真剣に取り組むフランス人のみならず、ネイティブのアメリカ人やイギリス人も来ること、そして時々フレッドに文法とか直されてるところ。
このネイティブ達は別に英語の練習ではなく、ただ皆とワイワイしたいらしい。特にパリに着たばかりの英語圏の人たちは、こちらの生活に慣れるまでは英語でやり取りしてくれるフランス人の友人を早く見つけたいのが本音らしい。
面白いことに、パリにちょっと寄っただけの観光客も来たりする。ほんの僅かな時間でもローカルな人に会うのを楽しみにしている。
そんな旅行者の彼らに聞いてみたら、パリ旅行を決めたときにこのクラブの日程表を見て、都合が良かったから参加することにした、どっちみち時差ボケで早朝から起きているから大丈夫とも。面白い!ではそのうち日本からの旅行者もふらりと立ち寄って私と一緒に朝から英語でヒーヒー言うのもありかもしれないわね。
イングリッシュ・ブレックファースト・クラブ
http://esl.meetup.com/335/
夢路とみこ
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