お客様と話をしていてニーズが多いのは「体験型」の旅行。これには色々な要望があり、イベント参加から何か作品を制作するまでと様々。イベントの場合、期日指定だし、ものによっては切符入手がかなり難しいこともあるので、なかなか具体化させるにはしんどいものがあります。作品製作だとスーツケースに入らないものも出てきて、持ち帰りに困ることも。そんな中で「これは」と思う「体験型」には語学のブラッシュアップはもちろんのこと、「シャンソン」というのが頭に浮かびました。易しいものなら数時間で覚えられるし、頭の中に入れて帰る物だから荷物にもならない、そして日本へ戻ったら披露もできる、すばらしい「体験」であり、「お土産」そして「自分へのご褒美」にもなるのではないでしょうか。
パリは犬も歩けば「日本からの芸術家」に当たるというくらいに「自称」「プロ」含めて芸術家が本当に多いこと、多いこと。芸術に疎い私には肩身が狭くなるくらいにたくさん。幸いなことに私の周辺には、私にでも分る芸術を披露してくれる芸術家がけっこういます。彼女達は芸術家であると同時にそれを伝達すべく「講師」のお仕事もしているので、だから猿でも私でも芸術が理解できるレベルで披露してくれるのでしょう。
お付き合いのある芸術家の一人は、私が企画を手伝う「シャンソン教室」を含んだツアーの講師をお願いしている方です。機会があって2度その方の音楽を聴きに行きました。一回目はルーヴルにも近く、天使だらけの「サンロック教会」にてクラシックの歌声を、そして二回目は歩いているだけで「シャンソン」の歌詞になりそうなモンパルナス近くのコンサートホールで「シャンソン」を交えた音楽バラエティーを。
2回のコンサートを経て、彼女の声域の広さと様々な彩り、それはまるで虹のような、を知ることに。確かに、歌を歌うということはストレス発散、を養うなど健康面を重視したところがありますが、歌を歌うということは語学訓練にも大いに貢献します。歌詞を把握するために声を出して発音して自分の耳で確認する、これがヒアリングレッスンというもの。パリで語学学校に通う時間のない観光客には1回のレッスンがあり、発音と歌を覚えれるならばこれって一石二鳥ですよね。
歌手、戸田昭子さんのオフィシャルサイトはこちら。
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