[307]ディジョンのワインバー(1)

ポルト・ギョームという凱旋門のそばにあるこのホテルはかつて由緒あるお宅が独立経営していたホテルで、今はチェーン系、3つ星のホテル。室内は古き良き時代のヨーロッパを感じさせるけど、それぞれの部屋の内装が異なっているのでお部屋の比べっこが大好きで、ちょっとでも違うとむくれる日本人団体観光客には向かないと聞く。その代わり、ヨーロピアンアンティークを求めて旅する観光客やちょっとバジェット旅行のカップルには人気があるようです。
またこのホテルの中のレストランはシックだし、日本語メニューもある、そして料金はお手ごろだから観光客も多く立ち寄るのも頷ける。しかし、私のお目当てはこのレストランではない~。この店が美味しいことはディジョン時代に何度もビジネスディナーで使ったから知っている、しかし、私の目当てはこのレストランの下にあるワインバー。
まずホテルの入り口でレストランかフロントの人に「下のワインバーに行くよ」と声を掛けましょう。下のカウンターには誰もいないのでだまって降りてゆくといつまでたってもオーダーすら取りに来てくれません。カーブなのでアコースティックが良いのとグラスで作った照明がやわらかい光でロマンチック。
ちょっと気になったのは、ここも最近のディジョンの傾向か、パリのどっかのバーのような内装。90分もTGVに乗ってレピュブリックとかバスティーユにありそうな店の雰囲気を味わうのはどうなんでしょう。ディジョンの人にはお洒落でしょうが、私にはもう見飽きた感じです。ワインリストを見るまでここがブルゴーニュかどうか疑いたくなります。
この店では分厚いワインリストにいろいろなワインをグラスで飲めるようになっているので、銘醸街道をグラスで横断するのは可能です、が、ブルゴーニュワインの基本をさらっと体験してみたいのであれば、セットメニューをお勧めします。このセットはグラスで3種類のワインにチーズとハムのセットが乗ったおつまみの皿1枚においしいパン、バターがついて来ます。料金は13、16、19ユーロとありワインのランクによってこの値段に差があります。ワインだけのセットメニューは3種類を10ユーロから。
詳細はこちらでどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/51003860.html
夢路とみこ

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