[002]ユーロパニック-ユーロ通貨の両替にはご用心

元旦からユーロになったものの、スーパーや一般企業が営業開始したのは1月2日から。新通貨が引き起こすちょっとしたパニックに遭遇し始めたのもこの日からです。
ユーロ表示がされる様になったのは昨年秋からだから充分に準備期間があったわけなのに、いざそれが流通し始めたら周辺がやたらめったら興奮気味。初めて海外旅行をした時に購入した外貨を手にして大喜びした自分の姿を思い出してしまいました。でも微笑ましいと感じたのは1月2日のみ、それ以降は私の生活までパニック。
3日の朝、ランチを買うお金(ユーロ)がない事に気付き手持ちのフランを持って近くの郵便局へ。始業時間の8時半まえなのにものすごい行列。待っていたら午前中が過ぎてしまうと思い銀行へ。銀行は更にすごくロビーには溢れる人、カウンターにはお札の山を抱えてユーロ交換しているお年寄りがいました。フランスにも「箪笥預金」という言葉があるのかもしれないと思いました。その日の交換は諦めCD機でユーロを引き出したらその小ささに「まるで子供銀行」などと思い、後日手にした硬貨の真新しさに「やっぱり子供銀行」と感じてしまいました。

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[000]ブルゴーニュ通信局スタート

30代に入ってから「このままで良いのかな、いつ解雇されるか分らない派遣の仕事をしながら悶々と暮らしていいのかな」と思っていました。旅行もグルメもワインも大好き、行きたいのはフランス、でも、いつどうやって。。。と考えにふけながら4年たったある日、某英字新聞の「ビジネスインターン募集」の記事を目にしてから7ヶ月後、到着したのがここフランスはブルゴーニュ地方。派遣先がディジョンにある企業と言われ早速フランスのガイドブックを数冊購入。
ディジョンってどんな町だろう、どんな生活が始まるのだろうとわくわく期待してページをめくったら、どのガイドもディジョンは1,2ページ、ブルゴーニュ全体でも10ページにも満たない。しかし来てみたら、ここはロマネコンティやクロ・ド・ヴージョなどの高級ワインの畑が並ぶ銘醸街道がすぐ側で、名物はマスタードだけじゃございません。ブルゴーニュは大自然とその恵みがもたらすグルメの数々、そしてそれを世界に広めるミッシュラン星つきシェフから地元の人でいつも賑わうビストロなどが幾つもある魅力溢れる地方です。

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