私が夏を感じ出すのは猛暑でもテラスカフェでもなく「白ワイン」が恋しくなりだしたら。普段は赤ワイン消費が多いのですが、夏はやっぱりロゼと白が倍増する。ブルゴーニュの白はシャブリが有名ですが、ちょっとお金に余裕があるときに手が出ちゃうのが「ムルソー」割り勘の時にこのワインを注文するにはやっぱり周囲の同意が必須な位にちょっと贅沢な1本。だからムルソー村で「グルメ歩け歩け大会」Rando Gourmandがあると数ヶ月前に知った時は歓喜の声をあげてすぐに予約。
今年で2回目の開催となったこの大会の参加者は僅か370名(他の大会はどこも1000名)そして参加者には地元民、地方人、国民そして近隣の外国人に混じって私たち2名の日本人。村役場の入り口には参加者出身国が掲示されていて2名でも堂々とJapon(日本)と書いてあり歓迎の意が嬉しかった。
[167]観光ワイナリーの魅力
ブルゴーニュはワイン産地として知られているからカーブ巡りを旅行のテーマにする方も多いかと思います。ここはディジョン、ニュイ、ボーヌ間をバスでも電車でも行ける。これらの町を起点にすれば幾つもカーブ巡りが楽しめる。ワイン雑誌や本で見るようなカーブが多いからワイン好きにはたまらないのも分かる。しかし、ワイナリーが全て観光客歓迎とは言い難し。
同じ観光客でも隣国のスイスやドイツから来る人たちは車で来て何ケースも買ってくれるから歓迎。カーブで樽からスポイトで特級クラスのワインをちょっと試飲させても元が取れるから全然平気。撮りたいだけカーブの写真を撮り、飲みたいだけ試飲して「荷物になるから。。。。」と1本も買わずに去って行く観光客がいるから「一般はお断り」とするカーブがあり、5,6名の団体でカーブ見学を申し込むと電話口で「買ってくれそうな人いるの?」と大胆に本音を言うカーブもあったりします。