最近の私の民宿好きは泊まらず、とうとうパリでもこれを利用することに。メトロMichel Bizotの駅から徒歩3分程度の所にパリでは珍しく1名からでも宿泊可を発見。
オーナーのシェナ夫妻は初老。ご主人はパリジャン、元ビスケット焼き型製造者とかで、ボディがビスケット型模型のランプが私の部屋にもサロンにもありすごく素敵と思った。マダムは幼年期をノルマンディーで船上生活者として過ごしたとあり船の仕事をする私とは話が弾んだ。お二人の温かいもてなしの気持ちが伝わる。
一見普通の公団のようなアパルトマンだけど中に入るとびっくり。かなり改築しているらしく3室で計7人まで宿泊可能な客室は、ドアを以って独立した形の上、廊下もあるからかなり広い。友達とグループ旅行で泊まったらこれまた面白いかも。部屋の後ろは庭だからとっても静か。トイレ、シャワーはそれぞれ二つ、お風呂もあってすべて宿泊者専用。取り合いにならないから安心。以前来た日本人は1週間も滞在したとか。納得。マダムの趣味が絵画らしく、お部屋もそうですがお家の中に飾られるデザイン画や絵画にパリらしいハイセンスを感じます。
[187]南ブルゴーニュの休日(4)
マコンに宿泊した翌日も朝から古城巡りの予定だったけどバスに乗り遅れ予定を変更。古城は午後にして、午前は郊外の村にあるワイン博物館訪問を試みたものの、数ヶ月前から改修工事のため閉鎖と知り、またまた目的地変更、予定外のシャルネイ・レ・マコン村へ行ったら大当たり、この上ない休日を楽しめた。
マコン・ヴィル駅発Ligne7のバスで行っても6分の場所だからバス乗り遅れたらタクシーでどうぞ。この村、はっきり言ってただの村です。あるのは一面の葡萄畑と廃墟になっている古城、その閑静さが少し怖いような気もするロマネスク教会と昔の公共洗濯場が幾つかあり、どれもが花で飾られてとても綺麗。
バス停の前にある観光局は駅舎跡でとっても絵になる。親切な局員のお勧めはレンタバイクでの村巡り。1時間5ユーロ、半日借りても10ユーロ。自転車もマウンテンバイク(VTT)に普通自転車(VTC)から幼児を乗せるための乳母車付きチャリもあり、観光局の前はVoie Verteと呼ばれる車立ち入り禁止道路。