[139]ようこそ日本へその4

フランスにはホテルに格付けがありそれは星の数で表されています。でもこの星はミッシュランの星とは無関係です。3つ星クラスにならないとエレベーターやお部屋に冷蔵庫は期待出来ないのがこちらでは一般的ですが、日本は偉い、というかすごい、フランスで2つ星程度の料金で3つ星以上のサービスが受けられる、それが日本のビジネスホテルだと思います。
私が常宿にしている大阪のホテルは涙が出るくらいに嬉しいサービスをしてくれます。大阪で泊まるホテルは健康ランドのような温泉施設があり、女性専用フロアには女性ならではの配慮が行き届いた設備になっています。やはり日本、痒いところに手が届いている。同じサービス業従事者として日本のサービスから学ぶことは常に多く、帰国するたびに反省と吸収の繰り返し。

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[138]ようこそ日本へその3

1年ぶりに帰国したら面白いポスターを見かけました。「パリ行くのやめた。凱旋門より雷門」という国内旅行を奨励する宣伝なんでしょうけれど、「うまい!」と思いました。凱旋門と雷門、さてその規模を考えると比べ物になるかなとも思いきや、日本の良さをもっと発見すべきとも感じ入りました。
外の世界に憧れるのは東西南北皆同じ。フランス人だって日本に憧れる。でも果たして私達は充分に日本の事を知ってる?説明出来る?現在のフランスで「フジヤマ、ゲイシャ」何て言う人はさすがにいませんが、ヌーヴェル・キィジーヌの発端となった懐石料理や江戸前寿司が平均的な毎日の食卓だと思っている人は少なくありません。カラオケが日本から来たものであると知らない人は多く、中国の老酒と日本酒はみーんな「サケ」で同じものだと思っています。

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