[081]ディジョン運河公園

既に何度か紹介していますが私が勤務する会社は、ホテルバージ(滞在型観光船)と呼ばれるタイプの船でフランスの河川や運河をクルーズする会社です。本社はディジョンにあるけれどうちの船はフランス各地をクルーズしているから全てがディジョンにある訳ではなく数隻ならあります。
私は海外で仕事をすると水に関係する勤務地が多く、以前はレマン湖が見え、ヴィクトリア港が見えたりと船や港、水が見えるところばかり。何かの縁なんでしょうね。日本を出るまでは山に囲まれた所だったのに。海は好きでないけれど湖や池は大好き。運河が今一番のお気に入りの水辺。
運河が好きな理由には潮流がないこと。いつも静かだし海のようなベトベト感がない。特に会社の傍にある運河はうちの会社のような観光船以外にもたくさんのプレジャーボートや個人所有のハウスボートがあったりして綺麗。私はここをひそかに「ディジョン葉山」「ディジョン江ノ島」と呼んでいる。まぁ葉山や江ノ島とは全く比較にも成らない位に小さな港ですが、一応に港。

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[080]ダルシー公園

その昔ディジョンには6つの門があったと言われます。そして大公宮殿前にあるリベラシオン(開放)広場にはルイ14世紀が騎乗した銅像があったそう。でもそれらはフランス革命やその後の戦争によって破壊され唯一残ったのが観光局付近にあるギョーム門のみらしい。
そのギョーム門がディジョンの表玄関とするならば、そのすぐ傍にあるダルシー公園は玄関先の庭という所でしょうか。さすがブルゴーニュの首都ディジョンの表玄関というだけあって立派なもの。駅前のロータリーを玄関とは思わないで下さい。大豪邸というものはいつも奥まで入らないと玄関は見えないものです。
この公園の魅力はまず入り口から見える美しい泉です。写真を撮るなら是非ここを背景にして。ニームにあるフォンテーヌ庭園のミニ版のようなもの。また入り口傍にある北極熊の象がほんわかしてかわゆいのですが、これはソーリュー(先日亡くなられたミッシュラン3つ星シェフ、ロワゾーさんの店がある村)出身のポンポンの作品。作者の名前もほんわかしていますが、ポンポンって誰って感じですか。ポンポンの作品はパリ、オルセーにもありこれも入り口付近。ライオン像です。彼は獣医大学の解剖室でデッサンを執り動物の特徴を学んだそうです。

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