エイグ・モルトは観光で成り立っているような町だからホテルも星無しから4つ星までと様々です。今回の旅行で泊まったのはシャンブル・ドット、英語で言うならB&Bというところ。オーストラリア人のロス・ヤングさんが経営するこの民宿、レルミタージュ・ド・サントワーヌはとても快適でした。
駅から城壁の中にある観光局までは徒歩10分。そこからアントワーヌ門に向かい3分のところにあります。外観が一般住宅なのでゆっくりと探さないと見落としてしまいそう。泊まった時にロスさんから日本語でB&Bと書いてと頼まれました。素敵なB&Bだしもっと日本人観光客にも利用してもらいたいので「ベッド&ブレックファースト」と書き、観光局に置くための日本語案内も作ったのでもしかしたら今頃は看板に日本語がは入っているかも。
[033]エイグ・モルト その4
リステルの同じ敷地内から塩ツアーが出発します。ツアーはダブルデッカーのバスとプチトランの2種。それぞれ90分のツアーで6.80ユーロ。私は童心に戻ってプチトランにてこれに参加。砂の葡萄畑を抜けて塩田が広がる地中海へ。塩が天然製造される工程で水が赤くなる、ルビーレッドの海になる。途中の絶景ポイント2ヶ所ではもちろん止まってくれる。
絶景ポイントの一つ目は、エイグ・モルトの城壁が真向かいに見えるところ。赤い海にぽっかりと浮かぶ城壁がとても哀愁を帯びています。何で日本のガイドブックはこの美しさを伝えてはくれないのだろう。とエイグ・モルトの住民でない私でさえもそう言いたくなる。
二つ目は塩の山の側にて。ツアーを企画している製塩会社、バレンヌ(くじら)社のお土産売り場の側でもありますが、まずここで降りて塩の製造工程の簡単なビデオを見ます。それから外へ出て塩の山を見ます。遠くから見ると雪山のようにも見える塩の結晶のつぶの集まりは、これだけでエコロジー感たっぷりです。