毎年7月第1日曜日はバラードグルマンドの日。直訳すると「大食い者のぶらぶら歩き」私はこれを「グルメ歩け歩け大会」と呼んでいます。これは銘醸街道沿いにあるラドワ村の造り手たちがこの村のワインを宣伝する目的で開くワイン祭り。6キロの道、黄金の傾斜に広がる葡萄畑の畝を縫う様に歩きながら1キロ毎にある試飲試食ポイントで郷土料理とそれぞれのご自慢のワインを味わいます。
スタート地点はまずこの地方の典型的なグラス、ブールと呼ばれる中ぶりのブランデーグラスに注がれたキールでまずは乾杯、エイエイオーと勝どきを挙げてからフォーク、ナイフ、通常のワイングラス、グラスホールダーそして日除けのためのロゴ入り麦藁帽子をもらい11時から10分ごとに午後2時半まで数十名のグループ単位で出発。
1キロ目には白ワインとオードブルが待っています。テントの中で一列に並び立ち食いです。同じワインも造る人の好みによってこれほど違うのかと驚嘆と感動の連続です。コース途中の森の中ではデキシージャズバンドが参加者を湧かせます。ワイン毎に複数の作り手なのと食事も多いのでお腹の調子を伺わないと途中でダウン。
[025]オランダ その3
ドイツ、スイスからはユーロシティ、ベルギーを経由してフランスからタリス、そしてオランダ各地を行く在来線が忙しく出入りするアムスの駅は国際駅だけあってその構内には様々な売店とレストラン、カフェがあり乗り継ぎ時間の暇つぶしに困りません。駅の後ろは港、商業船もあれば観光船、ホテルバージさえも碇泊。
私の住むディジョンの駅は小さいので構内のキオスクを覗いても、カフェでお茶しても時間を持て余すばかり。でも、市内繁華街まで行くのにアムスのようにトラムやバスを利用する事無く駅前のロータリーを歩けば10分で行けるというのが我が愛すべき町、ディジョンの魅力でもあるのですが。
アムステルダム駅の2番線ホームは旅行者にとって重要な場所です。そこには観光局があり、地図からお土産品まで勢揃い。有料だけどトイレもあればシャワーもあります。お茶をするカフェやスピーディな食事のためのビュッフェレストラン、バーガーキングからエレガントな時間が過ごせるシックなレストランもあります。頼めば英語のメニューも出してくれます。