[014]パリ4区・その1

パリ4区へ行くならばカルナヴァレ美術館とカフェ・デ・ロージエに寄ることをお勧めします。美術館は常設展が無料、特別展は有料です。
前回私がここを訪ねた時の特別展は「マルセル・プルーストの失われた世界」がテーマでした。近代的な肖像画から始まり、ファッション誌のように当時の貴婦人のドレス姿にはうっとりさせられました。常設展の方はフランス革命に関する資料がたくさんあるので、漫画と宝塚の「ベルサイユの薔薇」でしっかりフランス革命史を学んだ昔を思い出しました。この美術館は学芸員不足らしく一部の展示室の公開は午前中のみです。
午前中公開展示室の中に「ナポレオン3世のアパルトマン」があります。私はここに来るまでナポレオン・ボナパルト以外にナポレオンがいるとは全く知りませんでした。この3世さん、ボナパルトの甥に当り、現在の美しいパリの基礎を築いたエラーい人のようです。

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[013]郷土料理・キール編

ブルゴーニュ名産の一つにクレーム・ド・カシスがあります。それを用いたカクテルにキールとキール・ロワイヤルがあります。前者は白ワインで後者はシャンパンで割ったものです。
ここから更に分れてキールでもキール・ド・ブルゴーニュとなると白ワインがアリゴテ種に限定されます。キール・クレマンとなるとシャンパンの代わりにスパークリングワインのクレマンが使われます。
キールはディジョン発祥のカクテルですが、今ではフランスのどこでも楽しめる位に一般的です。ですが、キール・ド・ブルゴーニュやキール・クレマンはブルゴーニュでもワインバーなどにならないとそこまで細かくなっていません。これに類似するものでキール・ド・アルザスとなるとアルザス産のリースリングなどで割っている様です。

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