アルルという町は奈良と長崎が混合したような町だ。古代ローマ遺跡の数々は奈良に点在する古墳を思わせるし、キリスト教宣教師の伝道の旧跡はこの町の至る所に教会として残っている。長崎ほど見事な建築物がずらりという訳ではないが宣教師達の迫害の歴史が彫刻として、絵画として残される所に私は長崎でのキリスト教宣教師達の苦悩の歴史みたいのを感じる。
考古学や宗教建築に興味がないとしてもアルルは是非訪れてほしい町です。まずここは昔から美人が多いという事で知られます。歴代のミスフランスもアルル出身が多いと聞くのはやはりジプシーの血を引くエスメラルダのような情熱の女が多いからでしょうか。
ざっと観光名所を流し見るのなら観光局前からプチトランに乗る事をお勧め。この手のトレインはフランスの観光地ならどこにでもあり、少しお子ちゃま向けにも見えますが、限られた時間の中で効率性を求めるならやっぱりこれだ!