[116]サンデーブランチ(1)

フランスはカトリックの国だから日曜日は安息日で基本的には教会へ行き、その後は家族や親しい人と一緒にお洒落して外食ということがあります。日曜だと選択肢が少なく定食の価格もやや高くなるというのもありますが、せっかくの日曜日だものサンドイッチよりちょっとお洒落なランチを楽しむのも旅行の醍醐味なのでは?
ディジョンにあるノートルダム教会傍にあるカフェレストラン「メゾン・ミリエール」は歴史的建造物に指定されているので格好のお写真スポット。すぐ傍にはこの町のシンボル、シュエット(幸福のふくろう)がありますので左手でふくろうの頭をなでなでして下さい。無事な帰国と幸せを約束してくれます。ふくろうは知恵の神とも言われます。知恵の欲しい人は他の観光客に混じって行列になろうとなでなではお約束。
90年には映画「シラノ・ド・ベルジュラック」がここで撮影されたことがお店のガラス窓に掲示されるポスターが示します。この店は1階がカフェとお洒落な小物のブティークで2階がちょっとカントリーな雰囲気が素敵なレストラン。壁にはディジョンを題材に描いた物が幾つか掲げてあるのにこの町への愛情を感じます。
ランチはア・ラ・カルトもありますが、私が注文した日曜日の定食(Menu)は16ユーロ。平日の定食ならももっと安い。1階の喫茶室は格好のアフタヌーンティーの場所。

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[113]にわかブルギニヨン体験

アメリカでテキサス人が「私はアメリカ人である前にテキサス人です。」と言うのを良く聞いた。これは良くも悪くもこの州の人を良く表している言葉だった。南部人のプライドの高さと情熱的な所を表す半面よそ者を中々受け入れない厳しさを込めた表現だった気がする。人種の坩堝でフレンドリーさにかけては米国随一と思うのはやはりカリフォルニア。さて我フランスではというと、このブルゴーニュがテキサス、プロヴァンスがカリフォルニアのような気がます。
新天地での生活は誰にとっても難しいもの。異文化の中、外国語生活のストレスはエンドレス。でも、異文化と外国語を一気に短期間で味わうならばやっぱりホームステイが一番。私のディジョン生活もホームステイでスタート。私のステイ先は料理上手なマダムの家。買い物にはよくお供をしてマダムご用達のチーズやお惣菜の美味しい店知ったので今は私も常連客。うちの船のシェフがニンマリとするくらいに私がフランスの食材や調理法についてちょっと知識があるのもマダムのお陰。山歩きとちょっとしたお出かけが好きなマダムとは現在でも時々一緒に出かけています。

ホームステイ先には様々なものがありいつもいつも快適とは言えません。ホームステイと言いながらもただの貸し部屋で家族とは挨拶程度しか交わさないところや、食事付きと言いながらも缶詰、冷凍食品はたまたチンしたものだけというのも珍しくありません。入居したら同じ家に日本人が4人もいたとか。私のように毎日美味しいものを頂き、ワインは好きなだけ飲ませてもらい、テレビが大好きな私のためにドラマ解説からクイズ番組には辞書を持って付き合ってくれるマダムは好奇心旺盛で珍しい。私の場合、予算が破産するくらいにワインを飲みまくりました。私が入居してしばらくするとマダムが毎月ワイナリーに30リットル樽を買いに行った事実は笑い話のひとつにもなるほどに。
フランスをこよなく愛する人を「ココリコ」と呼びますが、彼女は「ココリコ」の上に「ブルギニヨンヌ」。フランスをもっと広く、そして深く知ってもらいたいというのが彼女の願い。だから閉鎖的なブルゴーニュにあって彼らの日常を垣間見るのならホームステイはひとつの手段。マダムは3日間滞在からの「プチホームステイ」(朝食、夕食付きで3泊180ユーロ)もOKなのでディジョン観光の際、にわかブルギニヨン体験はどうですか?
マダムへの問い合わせ窓口(日本語可): Burgundychary@aol.com

夢路とみこ