[181]銘醸街道城巡り(5)

フランスには古城がいっぱいあって、現在も城として城主が住んでいるものもあれば、カーブを一般公開するシャトーワイナリー、美術館やゴルフ場やヘリポートがついているホテルに改築されているものもあるけれど、古城をリセ(高校)に改築したお城ってそうそうあるかしら。ブルゴーニュにはある。普段は高校として使用しているから一般公開されるのは夏休みである7月中旬から8月中旬までのみ。城ファンはこの機会を狙ってディジョンまで起こし下さい、貴方の知らない「古城見学」が出来ますから。そのシャトー、ステファン・リエジェアール・ド・ブロション城は銘醸街道沿い、ブロアション村の中央、畑の中でバス停のそばにあるので便利。

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[179]にわかブルギニヨン3

旅行中の楽しみはどんなところに泊まって、どんな食事を楽しむか。フランスには英国のB&BにあたるChambre d’Hoteシャンブル・ドットがあり、中には夕食も用意してくれるTable d’Hote ターブルドットがある。私が今回選んだのは「農家のシャンブル・ドット」目的地移動のタクシー料金を含めても都市のホテルに宿泊してレストランで朝,夕食にワインを付けて払う合計額とほぼ同じ位の料金でいつもの宿とは違った体験が出来るのが民宿宿泊だと思います。
パレ・ル・モニアルからタクシー代片道20ユーロ程度で辿り着いた所はディジョンからは想像もつかない広々とした牧場。母屋とは別に物置小屋だった事が嘘のように完全に美しい客室に作り変え、お洒落なマダムのセンスが行き届いた可愛いお部屋が私達を待っていた。部屋は3室で最大でも8名しか泊まれない。お部屋に生けられていた薔薇はお庭の摘みたて。
農家だから牛、羊、鶏、ウサギ、犬までいて賑やか。窓を開けているとメェメェ聞こえる。ここで私は初めてブルゴーニュ・ノワール種の鶏を見た。いつもは市場でローストチキンになっているものしか見た事ないけど、生きて走り回っているのにびっくりした。

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