[138]ようこそ日本へその3

1年ぶりに帰国したら面白いポスターを見かけました。「パリ行くのやめた。凱旋門より雷門」という国内旅行を奨励する宣伝なんでしょうけれど、「うまい!」と思いました。凱旋門と雷門、さてその規模を考えると比べ物になるかなとも思いきや、日本の良さをもっと発見すべきとも感じ入りました。
外の世界に憧れるのは東西南北皆同じ。フランス人だって日本に憧れる。でも果たして私達は充分に日本の事を知ってる?説明出来る?現在のフランスで「フジヤマ、ゲイシャ」何て言う人はさすがにいませんが、ヌーヴェル・キィジーヌの発端となった懐石料理や江戸前寿司が平均的な毎日の食卓だと思っている人は少なくありません。カラオケが日本から来たものであると知らない人は多く、中国の老酒と日本酒はみーんな「サケ」で同じものだと思っています。

“[138]ようこそ日本へその3” の続きを読む

[127]ワインで村興し【1】

この通信局でも幾度か夏になると「グルメ歩け歩け大会」のようなワインと郷土料理を掛け合わせて楽しむハイキングのようなイベントがあることはご紹介済みですが、この手のイベントはワインの造り手のプロモーションになるだけではなく村興しにもなるという事で最近は新規参入の村が増えて来ているようです。
フランスワインの有名どころと言えばブルゴーニュ、ボルドー、アルザス、ロワール、ランドック、プロヴァンスと大まかに地方が浮かびますが、では、各地方の銘醸ワインの村と言えば、ブルゴーニュならシャブリ、ヴォーヌ・ロマネ、ボルドーならサンジュリアン、サンテミリヨン、ポイヤックとちょっとしたワインファンならここも浮かぶはず。
では、生産量も少なく、大した観光名所にもない、でも素晴らしいワインを造る隠れた銘醸地はどうすれば良い?という事でオラが村のワインをもっと知ってもらうには村まで来て試飲してもらうっさ、と始めたのがブルゴーニュ、ラドワ村のバラードグルマンであり、アルザス、シェールヴィラー村のサンティエールグルマンです。これらの村の成功に学び、ブルゴーニュ地方南部、サントネー村の造り手たちが立ち上がった。

“[127]ワインで村興し【1】” の続きを読む