[149]銘醸街道城巡り(3)

ボルドーと比べてブルゴーニュの畑はねこの額のように狭いのが多い。その狭さたるもの私の個人事務所に匹敵する。違うのはその狭さでもあちらは世界中の注目を浴びて利益を生んでいるということ。ボルドーの畑はまるでアメリカ北部に見かけるジャガイモ畑のように広大でトラクターがガンガン走るイメージ、でもこちらは赤鼻のトナカイならず農家のおやじさんが狭い猫の額の中ををあくせく走る。その狭い額サイズの畑の中で更に何本目の木までうちの葡萄で、何本目からはお隣さんと分かれるというのは驚き以外にも何でもない。

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[139]ようこそ日本へその4

フランスにはホテルに格付けがありそれは星の数で表されています。でもこの星はミッシュランの星とは無関係です。3つ星クラスにならないとエレベーターやお部屋に冷蔵庫は期待出来ないのがこちらでは一般的ですが、日本は偉い、というかすごい、フランスで2つ星程度の料金で3つ星以上のサービスが受けられる、それが日本のビジネスホテルだと思います。
私が常宿にしている大阪のホテルは涙が出るくらいに嬉しいサービスをしてくれます。大阪で泊まるホテルは健康ランドのような温泉施設があり、女性専用フロアには女性ならではの配慮が行き届いた設備になっています。やはり日本、痒いところに手が届いている。同じサービス業従事者として日本のサービスから学ぶことは常に多く、帰国するたびに反省と吸収の繰り返し。

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