2000年からセーヌ川沿いで始まったパリ・プラージュ(パリ海岸)を見て、河岸が一気にサン・トロペになってちょっと素敵!と思っていたら今年はこっちもディジョン・プラージュなるものを始めた。場所はキール湖。ディジョンの市長、聖職者、法律家でそしてあの名カクテル「キール」を考案したキール市長さんの立案で1964年に出来、今年の40周年を祝っての事らしい。
この湖、人口貯水池で長さ1500メートル、幅300メートル。フランスでもこんなに内陸部なのに運河があり市内に湖があるということはちょっとした感動。ここは結構水に縁のある所です。キール湖の傍にはセーヌ川の支流のウーシュ川が流れその隣はブルゴーニュ運河。運河はたいてい川の傍に敷かれています。河川が氾濫したり、旱魃にあったときに運河で水を調整するためだそうです。そしてそのブルゴーニュ運河、ディジョンを挟んで北は北海、南は地中海まで水路でフランスを横断しています。それを記念してディジョンの運河公園にはオベリスク(何でオベリスクなのか私には?ですが)が建っています。船をイギリスのネローボート位にすれば船でフランス一周も不可能ではありません。
[124]別れても好きな仕事
カラオケ好きの私が一人良くハミングする名曲はシルヴィアとロスインディオスの「別れても好きな人」。この曲の中で「ダメよ弱いから」という歌詞がありこれが全く私の船に対する心情を表している。
解雇通告を受けたその日にオフィスから放り出されたので本来はすぐに就職活動になるはず。でも新経営者陣は私が船へ添乗する仕事もしていたことを露知らず解雇したものだから大混乱。シーズンオフまで誰が添乗するの?このディジョンで3ヶ国語を使って朝から深夜まで働く日本人はいないよ。