春になり銘醸街道も葡萄の新緑絨毯で埋め尽くされる様になりました。ワイナリー巡りには快適な季節です。ボーヌの大きなネゴシアンのカーブで試飲という手もありますが、これからの季節はやはり貸し自転車で銘醸街道をサイクリングしながらワインガイド本を片手に造り手のドアを叩きたいものです。
リッチにそしてエレガンスに溢れるワイナリー巡りと洒落てみるのなら、銘醸街道沿いのホテルに連泊して自転車で畑を見る、地元観光やショッピングというのはどうでしょう。そして夜はゆっくりと星空の下、テラスで郷土料理とワインを味わってみては。毎日長時間満員電車に押しつぶされ、片付けても片付けても増えるだけの仕事に追われる、頑張る自分へのほんの僅かなご褒美の贅沢。生きていて良かったと思わせる旅となるでしょう。
ディジョンからバスで30分、モレイ・サン・ドニにあるホテルレストラン、CASTEL DE TRES GIRARD(カステル・ド・トレ・ジラール)は自分への「ご褒美旅行」にぴったり。天蓋付のお姫様(王様でも可)ベッドで優雅な目覚めを迎え、窓を開けると目前に広がるのは一面の葡萄畑。気分は高級ワインのワイナリーオーナー。
[018]旅行準備に役立つ図書館
今回の帰国目的は休暇半分の仕事半分でした。私の仕事は会社の商品である滞在型遊覧船、「ホテルバージ」のパッケージ旅行を販売することです。これは一般の旅行者ではなく、主に旅行会社に卸しています。ですから、旅行会社をその気にさせるためには商品知識のひとつであるフランスの観光地をしっかりと把握する必要があります。
ディジョンの本屋では英語で書かれたガイドブックだってほとんどないのですから日本語なんて皆無です。帰国中に観光資料収集のため走りまわっていたら役立つ図書館2件とフランス専門の書店を発見。ほぼ1週間通いました。どうして2年前、ディジョンに来る前にここを知らなかっただろうか。知ってたら今頃は仕事でもフランス語学習でもこれほど苦労しなかったのに。。。。。