語学学習と旅は若ければ若いほど得るものも多い、失敗も多いからね。仕事柄、旅行が多いのですが最近はすっかりわがままになってホテルもバスタブ付じゃないと嫌だし旅先も美味しいものがないと行く気にもならない。そんな私にも擦り切れたジーンズを穿いてバックパッカーをした時代もあったなんて今のわがまま振りをみて人は想像するだろうか。
もう20年近く前の話ですが、留学中にやったバックパッカーの思い出。当時はまだ国境があり、東西の壁もあった頃、ウィーンから入るハンガリーは車内でヴィザがもらえ越境出来ると大学の仲間が言うから、ユーゴから入っても同じだろうと勝手に解釈して越境しようとしたら、捕まった。幸いな事に大学の仲間2 人との旅で語学も英語圏、スペイン語圏といて私の日本語を入れて仏留学中だから4ヶ国語対応と心強かったはず。しかし当時のハンガリーは東ドイツとの関係がより密接だからドイツ語の方が役立つ。
[168]頑張れインターン!
留学と違った体験をするインターンは参加費を払えば誰でも希望の場所へ派遣されるという事はありません。無給の研修なのに受け入れ先企業が「この人なら引き受けます」と言わない限り不可能。審査が通るまでに語学や適正のチェックがありやっぱり壁は厚い。どんなに語学が出来てもその国で頑張ってみたいと意思があっても審査の合否を大きく左右するのが「就労経験」。だから派遣されてくる研修生は社会人として一応のマナーとセミプロ意識を持ってやって来ます。でもそれが出来ないと研修とは言えども無給の1年は辛い。
フランスの労働許可証の取得がいかに難しいかは身をもって体験した。実力があればなんとかなるというのは高失業率のこの国では御伽噺。外国人は外国人。守らなければならないのは自国民の就職先。語学留学から就職というラッキーな話はなかなか無く、辛うじてインターン研修の後に就職という可能性が僅かにあるかないか。それでも研修生は僅かな望みを持ち、自らの貯金を頼りにスポンジの様に吸収し、経験を積む。研修の終わりには一回り大きな人となって更なるキャリアに向かってのステップを踏む。