[152]「十戒」を観て!

最近フランスのミュージカルにわくわくする。私は大のミュージカルファン。本場アメリカに負けず劣らずのものがここ数年フランスに旋風を起こしている。普通のこれは台詞の一部が音楽仕立てだけど、こちらのこれは全部が音楽劇。それは懐かしの「シェルブールの雨傘」と同じ設定。最近はここからのヒット曲も多い。日本にミュージカル「十戒」がオリジナルキャストで来ると言う。その話はフランスでも話題になった。私は去年これを観たが感動の一言に尽きる。
私の出た大学はユダヤ教にそのルーツを持つプロテスタント系の学校で卒業までにしっかりと「宗教」の単位が山の様に科せられこれは日本の道徳の授業に撮り換わったものと理解し受講。だから旧約も新約も和文、英文、仏文と3種類も読んだし聖句も暗誦した。チャールズ・へストン主演の映画「十戒」も講義で何度も観たしだからいつも「十戒」に対しては「荘厳」「厳格」「精錬」みたいな男性的なイメージを抱いたけど、こちらで「十戒」を観てこの話には「兄弟愛」「夫婦愛」「人類愛」と愛がテーマの女性的な面を知った。

“[152]「十戒」を観て!” の続きを読む

[015]デュエット曲

「カラオケ」はその言葉が日本語だと私の同僚は知らない程に近代の仏文化に浸透しとても人気のある余興です。綺麗なお姉さんとデュエットするのがオジサンの楽しみというのは日仏共通のようで。
そのせいでしょうか、ラジオや歌謡番組で聞く曲の中にデュエット曲が多いのは。しかし日本と大きく違うのは仏語と外国語に2ヶ国語歌詞があるという点。日本のようにTOEICスコアが就職に大ききく影響する最近のフランスではデュエット曲も仏英多し。その他の人気外国語はイタリア語らしく仏伊版もよく聞きます。ここまでなら私も仏語学習者として一つ覚えて素敵なあの人と歌ってみようかという気になりますが、英伊版まで来るとお手上げだ!
イタリアの人気歌手、エロス・ラマゾォティはフランスでもヒット曲が多い。私は歌詞が分らなくても彼の歌声に魅了されラジオに向かって絶叫する一人です。その彼が米国歌手のティナ・ターナーやシェールとデュエットしてこちらのヒットチャートに載りラジオでもよくかかります。しかしここまで来ると聞くのが精一杯でそれをマスターして憧れの君と一緒になんて夢のまた夢。

“[015]デュエット曲” の続きを読む