一人旅する時はいつも2つ星ホテルを利用。設備の当り外れは仕方ないけれどサービスの良し悪しはチップによって大きく変わるもんだといつも思います。連泊の時にチップを忘れると部屋の掃除がイマイチだったり、石鹸がなかったりする。2ユーロでも忘れずに置いておくとかなり快適に用意してくれる。サービスとは無償の奉仕である事が常識の日本から比べると大きなカルチャーショック。
先シーズンから日本人団体乗船の際は私もクルーメンバーの一人として乗船。1週間程度の乗船ですが数回やっただけで年間分のクタクタ。クルー業務の大変さとチップ効果を大きく体感させられました。お客様は高い旅行費を払って来ているのだから元を取るのに必死。「ガーデニングが好きでね、今日の観光地で本を買ったんだよ。仏語読めないからね、訳して読んで聞かせてよ」とか、真夜中に叩き起こされて緊急事体発生?!かなと思いきや「トイレの電球が切れたから取り替えて」などなど苦笑に耐えない。
[060]日仏ショックな事
今年も同僚を伴って2週間程帰国した。外国人と一緒に帰国するのは面白くもあり疲れる。外国人は私達日本人を表現する時にすぐ「カメラでパチパチ何でも撮りたがる」と言うし、こちらで観る映画やドラマの中でもそこを強調する。でも私の同伴者達は日本に来るとパチパチ何でも撮りたがる。
日本人は比較的に順応性が高い国民だと思う。食事だって和食のみならず、中華や洋食はもとよりエスニックだってへっちゃら。旅が長くなると箸安めが欲しい、パリのオペラ座界隈でラーメン一杯なんてのもあるけれど、私の同伴者は箸安めが多すぎる。
折角久々に帰国しているのに毎日喫茶店でトーストやハンバーガー、魚は嫌いと朝から牛丼やラーメンだったり、悲しい。しかし、一緒にいて面白いと思う事は日本について改めて学習出来る事。それまで何とも思ってなかった事に気付かされた。何で日本は自転車が舗道を走っているの?自転車に乗っている人は通行人を平気で押し倒すの?失礼とかごめんなさいとか言わないの?と質問を受けた時にはっとした。