[128]ワインで村興し【2】

ブルゴーニュ南部のワイン産地が元気いいぞ!ボーヌから南にボージョレに向かうまで続くコート・ド・ボーヌやコート・シャロレーズ、マコンは美味しいワインを造るけれどどうしてもボーヌまでの著名ワイナリーに押されていまいち知名度がそれ程ではないという印象を受けます。近年は新世界と呼ばれる南米や東欧、豪州や米国の安価で美味しいワインの影に追いやられている感じさえも。しかし、この地区の造り手が立ち上がった。
最近のフランスはとにかく「トレッキングブーム」らしく森だけでなく葡萄畑の中も歩く団体を良く見かけます。数年前に船の事故で足を悪くした私もジョギングの代わりにトレッキングにはまっています。葡萄をつまみ食いしながら歩きます。ボーヌから南に20キロ程の所にあるノーレイ村では毎年開催している Cep au Verre「葡萄の苗木からグラスまで」という夏祭りの一環に試飲トレッキングを今年から入れだした。定員は80名、第一回目の参加者は76名というから結構なものでした。参加費は僅か10ユーロ。

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[121]私のわらじは多足かな

私の仕事は二つ、滞在型観光船である弊社の船、ホテル・バージ旅行の市場開発と販売を含めたマーケティングそして日本から団体乗船客があるときにコーディネーターとして船に乗船しこまごまとした仕事をする事。弊社には日本人私一人しかいないからとりあえずは二束のわらじで仕事をしていますが、船に乗るとそのわらじが3足にも4足にも増えます。
船でのお仕事。朝6時起床。お粥作りで朝が始まります。欧米風朝食ビュッフェに日本のお粥は箸休めになると好評。船のクルーたちも時々相伴しています。それも牛乳と砂糖を入れて甘くして。
お客様が観光に出かけるのは午前か午後のどちらか、残りの半分はクルーズ時間。ワイナリー見学時の通訳以外は添乗員さんが通訳されるので私はお留守番。その間に食事のメニューや明日の予定表の翻訳と配布の準備。メニューの翻訳は食いしん坊の私の腕の見せ所。シェフが頑張って美味しいものを作るのですから、それに相応しい日本語でお客様の食欲をそそらねば。

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