今はフランスで日本人観光客にこちらの観光プロモーションを仕事にしているけれど、その先にある私の憧れの職業は外国人向けの日本観光ガイド。日本も最近は「ようこそジャパン」というキャンペーンもして観光国ニッポンを頑張って紹介している。とてもたのもしい。
東京でオフの日に「はとバス」の英語ツアーに参加してみた。私の憧れる職業に就くガイドはどんな仕事振りなんだろうと興味津々だったから。もちろんその期待は全く裏切られる事無くプロの仕事を見せてもらった。ガイドという仕事は語学達者だけでは勤まらない、それ以上に必要なのは異国の地を訪れる旅人にどれだけ快適でわかり易い情報を提供するかというもてなしの心が重要。それは日本でもフランスの観光でも一緒。
[088]現地発ツアー
フランスは広い。とてつもなく広いと旅行をする度にそう思う。そしてこの国を旅するのにその移動手段として私は列車を利用します。私の年間列車移動の距離を考えたらSNCF(国鉄)は私を是非広報担当にすべきだ。叉はマイレージ制度がありその点数で航空券に引き換えてくれたら帰国を年一回以上に出来るかもしれない。一人で旅行する程度の仏語会話なら出来るけど、列車の通っていない田舎を旅するために不可欠な運転免許の無い私にとって有難いのは現地発ツアー。
パリには幾つかの日系旅行会社があり面白いツアーを組んでいます。一見高そう、でも内容がしっかり組まれていて、時間配分が有効なので助かる。長い休みを取って一人旅の余裕があるならば現地で1日1,2本しかないローカルバスを乗り継いでの旅も良いかもしれない。でも、田舎の名所は駅やバス停からうんと遠いか、坂がきつい、風光明媚のホテルやシャンブル・ドット(民宿)は車がないと行き無いような場所にあるのがお決まり。そして安くて美味しい郷土料理やワインを出す店もやはり車で向かわなければならない所。ミッシュラン3つ星レストランが田舎の人里離れた場所にあるのは車を飛ばしても行く価値ありだから。でも車なしの一人旅だったらそれはとても難しい。