[133]バッハからバッカスまで

ジュヴレイ・シャンベルタンで開催されるこの音楽祭「バッハからバッカスまで」は今年で19回目、毎年9月の初旬に行われます。これはジュヴレイ・シャンベルタンを中心に付近のワイナリー村郡、ブロション、クーシェー、シャンボール・ミュジニーなどで一斉にワインの試飲会や音楽祭をします。タイトルにバッハがあるからクラシックのみかと思うと、いやいや、私が行ったのはジャズでした。場所はカーブだから音響効果抜群。アコーディオンでジャズを演奏するなんて何てフレンチなんだと思いきや、いやいやこれが聞かせる。
この音楽祭のプログラムは多様。クラッシックはもちろんのこと、ジャズあり、モンマルトルの酒場シャンソンありと興味はつきません。私のジャズコンサートは残念ながらワインが出ませんでした。シャブリ村から来た演奏者のジャズマン達は「ここでワインを出すとそっちに気が取られて私達の音楽聞いてくれないから出さない」なんてジョークを飛ばしてたけれど、私はジュヴレイ・シャンベルタンを片手に聞きたかった。もちろんワインを飲みながら聞くコンサートもあるし、コンサートの後にワイン専門家による試飲会やワイナリー見学付きもある。だから値段も10ユーロから40ユーロまでと様々。

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