[883]シアンマゼンタイエロー

最近良く聞くこれらの名前。プリンターのインクを買うときに必要な三色ですね。でもなぜ赤青黄ではなく、また赤青緑でもないのでしょうか?

プリンターでカラー印刷をするときには、これらの色を重ねて様々な色を作り出し印刷します。重ねて使いますが、混合方法としては「減色法」といいます。色素を重ねることによって黒もしくは灰色に近くなっていくためです。

シアンとマゼンタを重ねると⇒青になります
マゼンタとイエローを重ねると⇒赤になります
イエローとシアンを重ねると⇒緑になります

減色法で出来上がった、この青、赤、緑は・・・?

そう、光の三原色ですね。

今度は光を重ねて色を作る方法です。この方法は「加色法」といいます。色光は全て重ねると白色になります。

青と赤を重ねると⇒マゼンタになります
赤と緑を重ねると⇒イエローになります
緑と青を重ねると⇒シアンになります

そう、色素の三原色が出来上がるのです。ということで、プリンターで印刷する場合は、色素の三原色シアンマゼンタイエローになるわけです。

*加色法(Additive Color Synthesis)

色光の混合方法。 色光の三原色、赤、緑、青(RGB)を混合すると多種多様の色光が得られ、等量に混合すると白色光になる

*減色法(Subtractive Color Synthesis)

色素(絵の具)の混合法。色素の三原色シアン、マゼンタ、黄(CMY)を混合すると多種多様の色が得られ、等量に混合すると灰色又は黒色になる

一種の公式と覚えておくといいと思います。