[242]アリバイ(ALIBI)
刑事モノのテレビなどでよく出てくることばですね。捜査では、犯行が行われた現場に容疑者がその時刻にいたかどうかが重要になります。アリバイは現場不在証明という意味で、犯行時刻にその現場にいなければ犯人ではないという有力な証拠になります。逆にアリバイ成立しなければ、有力な犯人候補となります。容疑者は、自分が犯人ではないという証拠としてアリバイを立証すればいいわけです。
アリバイは、犯行現場に居なかったことが、客観的に証明されなければなりません。例えば犯行現場が都京都渋谷区神南で犯行時刻が8月28日午後12時20分だとします。容疑者がその時刻は、成田空港発のKL001便でロスに行く飛行機の中だったと証明されれば、容疑者から外されます。この場合、パスポートの出国証明、航空券、同行者の証言が客観的な証明になります。
証明する人もなく、自分でその日は家にいてごろごろしていた、というのもアリバイにはなりますが、証明する力は弱いですね。でも、お昼なので蕎麦屋に出前を頼んでたぬきそば食ってた。となれば、蕎麦屋の出前もち君の証言が強力なアリバイとなります。
せち辛い世の中、いつ自分が犯罪に巻き込まれ濡れ衣を着せられるとも限りません。常日頃、人と接触し、近所づきあいを身近にしておくことも犯罪から身を守る一つの方法かも知れませんね。