[001r]体脂肪計

ダイエットブームの影響で、家庭用の体脂肪計が人気です。家電品量販店ではかなり安く販売するところもあり、ほしいアイテムの一つではないでしょうか。実は私もほしい・・・

ところがこの体脂肪計の出す測定値が意外とばらつきがあることが国民生活センターの調べでわかりました。

体脂肪計には方式が3種類。身体に微弱な電流を流しその抵抗から体脂肪率を測定する「インピーダンス方式」。今回の計測ではばらつきの幅が一番少なく、ばらつきの幅は「1」以内が9割。

近赤外線を照射し反射エネルギーから体脂肪量を推定する「近赤外線分光方式」。これに付いてはばらつきの幅が「1」以内に納まったのは4割。

皮膚をつまんで厚さを測る「キャリパー方式」。ちょっと痛そうな(実際痛いらしい)この方式のばらつき幅は「1」以内が3割。

いずれの方式も一長一短ですが、言える事は体脂肪計の測定値はあくまでも推定値であり、身体の状態によって刻々と変化するものであり、学問的には認知されていないものであると言う事です。

したがって使い方としては、測った数値に固執するのではなく継続的に使用して、数値が右肩上がりなのか下がりなのか流れを掴むために使うのがいいようです。あくまでも健康機器の一つとして考えたほうが無難。

しかし、体重計や体脂肪計にのるたびに一喜一憂するのはかえって健康に悪いかもしれませんね。

注:微弱な電流を流す「インピーダンス式」はペースメーカーなどの使用者は要注意です。