[834]フィッシング詐欺

インターネット上の詐欺行為として注目されているのがフィッシング詐欺です。フィッシングとは「Phishing」と書きます。魚釣りの「Fishing」と似ていますが、その通り。魚釣りの「Fishing」も人を騙すという意味があり、ネット上の詐欺行為は高度なため、さらに洗練されたフィッシングと言う意味合いからあえて「Phishing」と綴るようになったようです。

フィッシング詐欺とは、実在の銀行やクレジットカード会社を装ってメールを送りつけ、パスワードが盗用された可能性があるというような文面で、個人情報の変更を求めるものです。手口としては「パスワードが盗用された可能性がある」「未払いの利用料金がある」「プレゼントが当選しました」など。

そのメールに書いてあるままアドレスのリンクをクリックすると個人情報を変更するためのサイトが現れます。しかしそのサイトは偽物で、そこに書き込んだ情報はまんまと盗まれてしまうという結果になるわけです。

私のところにもCitiバンクからそのようなメールが何通か届いたことがあります。私はCitiバンクには取引が無いし、メールやサブジェクトも英語だったので何の迷いも無く捨ててしまいましたが、これが日本語でさらに自分の取引銀行からだとしたら、まんまと嵌ってしまうかもしれません。

これらの偽サイトに訪れて、個人情報を入力してしまうと、クレジットカードを不正に使用されたり、身に覚えのない請求が届いたりする可能性があります。

対策としては
● 見覚えのない不審なメールに返事をしない
●不審なメールに書かれたリンクを安易にクリックしない
●不審なメールを受け取った場合は「本物」サイトにアクセスして確認する
●個人情報を入力する際にはSSL通信が使用されていることを必ず確認する

以上、くれぐれもお気をつけください。

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