[495]湧水
「ゆうすい」と読みます。つまり湧き水ですね。昔、中野に住んでいた時、近所のお寺には池があってそこはこんこんと水が沸いていたのを思い出します。飲んでも大丈夫な水でしたね。
定義的に「湧水」とは自噴している地下水をいいます。その地下水の水温が25℃未満の場合で飲用可のものは「鉱泉水」といい、25℃以上のもので飲用可のものは「温泉水」といいます。温泉地といえば熱いお湯が噴出しているイメージですが、じつはぬるい鉱泉水を沸かしている温泉地も数多くあります。
ちなみに鉱水とは自噴していない地下水をいいます。飲めるか飲めないかは分類していません。
鉱泉水あるいは温泉水を飲む場合がありますが、これはミネラル分を補給するに効果があります。ただしあまりミネラル分が多いとお腹を壊しますのでほどほどにしましょう。
ミネラルは大きく4種類あります。
カルシウム・・・骨や歯の構成成分になります
マグネシウム・・・カルシウムと同様に骨や歯の成分になるとともに酵素の働きを促す作用があります。
ナトリウム・・・体液の量やペーハーなどの調整を行います。
カリウム・・・浸透圧の調整やエネルギーを蓄積する作用があります。
ミネラル分が多い水を硬水、少ないものを軟水といいます。この基準は国によってまちまちで、日本の基準では軟水以外は飲めません。ところがヨーロッパの基準では飲める硬水も多いです。
赤ちゃん用のミルクやお腹の弱い人、妊婦はミネラル分の少ない軟水を、ミネラルを補給したい人は硬水を選ぶといいでしょう。
なお、外国でミネラルウォーターを買うときは炭酸が入っているものが多いので気をつけましょう。炭酸は元々入っているもので害はありませんが、そのまま飲むには違和感があります。また値段も安い場合が多いです。
フランスのレストランでミネラルウォーターを頼む時は「エビアンノンガス、シルブプレ」といえば、普通のミネラルウォーターがでてきますが、単に「エビアン」というと炭酸入りが出てきたりしますので注意しましょう。
先日、山梨県白州(はくしゅう)」に行って来ましたが、甲州街道沿いにある白州「道の駅」では「南アルプスの天然水」が自由にボトリングできます。でも脇のお店では「南アルプスの天然水」が売ってたりします。なんか妙な感じがしました。けど水は美味しかったですね。
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